第3回とみやま未来塾まちづくり講座 「とみやまSDGs作戦」
投稿日:2022年7月12日
7月10日(日)午後1時から富山公民館で、第3回とみやま未来塾「まちづくり講座」が開催されました。参加者は29人。学区全世帯に行ったアンケート結果にもとづく「いつまでも住み続けたい富山」を実現するための勉強会で、今回のテーマは “とみやまSDGs作戦” です。
最初に、富山学区安全・安心ネットワーク協議会の小橋一郎会長より「SDGsについて岡山市の取組は全国でも進んでいるが、まだまだこれから力を入れて行かなければならない分野だ。肩ひじ張らずに気軽に取り組んでいきたい」とあいさつがありました。
次に、とみやまエコクラブ・行枝 学代表よりSDGs13番目の目標「地球温暖化防止」のテーマで話がありました。要点は次の通りです。
- 地球温暖化がなぜ起こっているか?
- 地球温暖化が進むとどのような影響(災害など)があるのか?
- これがわかったら日々の生活で二酸化炭素を減らす行動が起こせる。
- 日々の生活で私たちが行えるアクションは例えば次のようなこと。
- 節電 照明をLEDに、エアコン28℃、テレビ見ないとき消す
- 食品ロス 冷蔵庫内の片付けと賞味期限のチェック
- ごみ減量 生ごみをたい肥にして家庭菜園へ、資源化物の分別
- エコドライブ 発進はふんわりアクセル(5秒で時速20km)、できるだけ公共交通機関を利用
- 省エネ機器へ切替 EV、太陽光パネル、冷蔵庫買換など
続いて、富山の自然を楽しむ会・實村 貢代表より「プラスチックのごみ問題」のテーマで話がありました。要点は次のとおりです。
- プラスチックは安く、軽く、丈夫で便利なもの。
- しかし腐敗せずにいつまでもプラスチックとして小さくなっても存在し続ける。5mm以下のものをマイクロプラスチックという。
- 大量のマイクロプラスチックや発泡スチロール、ポリエステル製のものなどによるプラスチック海洋汚染が深刻になっている。
- プラスチックを使った肥料殻もあり田畑から河川、海に流出している。これは液体肥料の開発で解決すべく研究が進んでいる。
- 便利なプラスチックが海洋汚染で魚の体内に入り人間がその魚を食べる。
- このままでは、2050年には海の魚の重さをプラスチックごみが超える。
休憩の後、5グループに分かれて討議が行われ、多くの意見発表がありました。抜粋しますと次のようでした。
- 温暖化防止に取り組んでいる企業の商品を買うようにしたい。
- すでに車利用を止めてバス、自転車、徒歩に変えた。
- 太陽光発電はパネルの廃棄システムを確立してもっと日本中に広めてほしい。
- マイクロプラスチックのごみ問題をまわりの知らない人に伝えたい。
- プラスチックは減らすにしても、まったく使わなくするのは難しいので、廃棄の問題として改善すべき。
- 庭に広葉樹を植えて少しでも二酸化炭素を減らす。剪定はしない。
- 個人でできること、地域でできることを学区に明示し浸透を図っていけばよい。
地球温暖化、プラスチックごみの双方とも、大きな影響をもたらす地球規模の問題です。私たちも一人一人が日々の生活でできることを実践していきたいものです。
(文:行枝、写真:横地)
カテゴリー:ニューストピックス