吉備津岡辛木神社の大注連縄作成と奉納

投稿日:2021年12月12日

 12月11・12日の両日、吉備津岡辛木神社の大注連縄作りと奉納の行事を行いました。

12月11日(土)

 小春日和の11日は朝から海吉本村の大谷さん宅に氏子総代の木見さん以下、本村・中村町内会の有志11名が集まりました。昨秋から準備していた“あさひ”の藁と、今夏青田刈りをした同じく“あさひ”の藁を使っての作業です。

◆関連ページ→正月飾りを作る2021 ー(1)田植えー

◆関連ページ→正月飾りを作る2021 ー(2)稲刈りー

 笠井山中腹に鎮座する当神社の大注連縄は隔年毎に作り替えて新年を迎えています。海吉本村・中村の氏子有志は平成12年からこの郷土行事を引継ぎ、今年で11回目の奉納です。

作業手順の打合せ
藁のお清め

 作業の指導役の大谷さんによる手順の説明のあと、氏子総代の木見さんの藁の清めと神社の方角に向かって全員で“2礼2拍手1礼”を行い各々の作業に取り掛かりました。藁を打つ者、縄を綯う者、大注連縄の部材を作る者と手分けしての作業です。午前中に本殿の大注連縄(全長約2.4m)の部材が完成し、昼食をはさんで3本の部材を綯っていきます。何人もが呼吸を合わせ指導役の大谷さん・木見さんの指示により進めて行きました。しばらくすると大注連縄が姿を現わし、次に余分な藁をカットし形を整え、房を取り付けました。そして次は拝殿の大注連縄(全長約3.2m)の作成です。本殿のそれより一回り大きな部材作りをしました。

藁を打つ
縄を綯う
部材を作る
部材を組合わせる
部材を綯う準備をする
本殿用注連縄を綯う
本殿用注連縄の形を整える
本殿用注連縄に房を付ける

 日没も近付いてきたので一日目の作業を終え、翌日の「賽の大神祈願祭」のあと引き続き作業をすることになりました。

12月12日(日)

 曇天の12日は「賽の大神祈願祭」のあと昨日に引き続き拝殿の大注連縄作りを行ないました。昨日作っておいた部材を参加者が呼吸を合わせ綯っていきます。全員の力加減で注連縄の出来栄えが決定しますのでより真剣に作業しました。綯ったあと形を整えて11時前には神社へ奉納しました。

拝殿用注連縄を綯う
吉備津岡辛木神社に注連縄の奉納
本殿に設置した注連縄
拝殿に設置した注連縄の前で記念撮影

 新しい大注連縄を取付けた吉備津岡辛木神社には、一足早く新春が来たようでした。

(文・写真:横地)

カテゴリー:ニューストピックス

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