第48回オレンジカフェ青春開催
投稿日:2021年11月23日
明け方からの秋雨の中、11月22日(月)午前10時より富山公民館に於いて第48回『オレンジカフェ青春』が開催されました。福森代表の開会挨拶のあと恒例の池田サポーターによる「青い山脈」に合わせた参加者全員での手拍子で始まりました。
第1部では、岡山旭東病院の診療技術部地域医療サポート室の薮野佳之副室長と原田健吾理学療法士から「認知症と運動~コグニサイズで認知症を予防~」と題しての講話を受けました。
【写真】左:原田理学療法士、右:薮野副室長
認知症と運動の関係では、
認知機能の低下は注意機能の低下につながるため、「ボーっとしていて段差に気付かず」「他の事に気を取られていた」等が原因で転倒して骨折などのケガの原因となり得ます。その状態になるのを予防するためには適度の有酸素運動が効果的です。運動により全身の血流量が増加し併せて脳血流量も増加します。それにより脳細胞の活性化が図られ認知機能の向上が期待されます。
ではどんな運動をすれば良いのでしょうか?ウォーキングやスイミング、自転車運動など少し汗ばみ、会話しながらできる程度の運動を週2~3回20分/回を目安に有酸素運動をすることが推奨されます。
有酸素運動以外にもコグニサイズという運動が認知症予防に有効との報告もあります。例えば・・・100から7ずつ数をひきながら歩く、1から数えながら踏み台を昇り降りし、3の倍数で手を叩くなどなど考えながら動くことを日常でも意識して行うことが大切とのことでした。
“認知症予防運動プログラム“コグニサイズ”とは、
コグニサイズとは国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算・しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語で、cognition(コグニッション:認知)とexercise(エクササイズ:運動)を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)と言う。
(出展:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター)
休憩をはさんで、
第2部ではアンサンブル メリーラークスの素敵な合唱を聴きました。
【写真】アンサンブル メリーラークスの皆さん
左から、谷さん、吉田さん、田中さん
プログラムは
1 小さな季節
(春が来た・こいのぼり・たなばたさま・海・虫の声・冬の夜・どこかで春が)
2 白いブランコ
3 見上げてごらん夜の星を
4 いのちのうた
5 学生時代
6 荒城の月
7 赤とんぼ(アンコール)
・・・で心地よい歌声に心が洗われる時間を共有できました。
次回は・・・
12月20日(月)午後1時30分から富山コミュニティハウスで開催されます。
(文・写真:横地)
カテゴリー:ニューストピックス