倉安川の生きもの調査

投稿日:2021年10月11日

 10月10日(日)、富山の自然を楽しむ会(實村 貢代表)と富山公民館の共催で「倉安川の生きもの調査」が行われました。講師は「岡山の自然を守る会」の友延栄一さん。参加者は小学生以下20人、保護者10人、中学生ボランティア1人、大人のボランティア2人、富山の自然を楽しむ会会員6人、公民館花房主任、総勢40人でした。

 初めに實村代表より講師及び参加者の紹介があり、続いて川に入る時の注意事項の説明がありました。参加者はさっそく長靴を履き、手には網とバケツを持って川に入っていきました。

 

 今回の調査は公民館と幼稚園の間の倉安川で行われました。ところどころ少し深い箇所もありましたが親子協力して慣れない水の中で生きものを探して奮闘しました。時には空き缶などゴミも拾いながらの作業でした。

 採取した生きものは公民館に持ち帰り、講師の友延栄一さんから生きものの名前と説明がありました。例えば、国内希少野生動物種に指定されている「スイゲンゼニタナゴ」は岡山県と広島県にしか生息していないこと、よく似た外来種のタナゴを採取してもスイゲンゼニタナゴ保護のため家に持ち帰れないことなどの説明がありました。

 

この日採取したのは下記の通りでした。

  • 魚類 = フナ、タモロコ、ヌマムツ、ヨシノボリ、カダヤシ、タイリクバラタナゴ、
  • 貝類 = シジミ、カワニナ、ヒメタニシ
  • エビ類 = ヌマエビ、スジエビ、アメリカザリガニ
  • その他 = ミシシッピアカミミガメ、ミズカマキリ

 福泊在住でボランティア参加の笠井浩一さんによると、数十年前と今では倉安川で生息する生きものは随分変わったとのことです。 

(文:行枝、写真:末澤)

カテゴリー:ニューストピックス

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