富山学区土砂災害講演会の開催

投稿日:2021年6月27日

  6月26日(土)午後2時から富山公民館で、富山公民館主催・富山学区自主防災会の共催で「富山学区土砂災害講演会」が開催されました。

富山自主防災会小橋会長

富山自主防災会小橋会長

  最初に小橋一郎富山学区自主防災会会長から多数の参加に対して謝辞がありました。

講演する佐藤丈晴准教授

講演する佐藤丈晴准教授

 会は、市民協働企画総務課中山由美地域担当職員の進行で進められ、岡山理科大学生物地球学部生物地球学科佐藤丈晴准教授から「富山学区土砂災害講習会」と題して講演がありました。

  現在、梅雨の真っただ中、各地でゲリラ豪雨の被害が報道されていますが、佐藤丈晴准教授は、この講演会にあたり富山学区自主防災会・該当町内会長らとともに学区の危険個所を実地調査し、その結果について話されました。

   富山地区(操山山系)は花崗岩からなっており、花崗岩は風化すると崩れやすいので土砂災害警戒区域に指定されているところで、佐藤准教授は、今年5月に実際に土砂災害警戒区域を歩いてみたところ危険個所が思いのほか多かったということです。

熱心に話を聞く参加者

熱心に話を聞く参加者

  ちなみに昨年の集中豪雨の際、体育館に避難した方は、土砂崩れを心配して避難された方が多かったとのことでした。

  国は突発的に起こる激甚災害については行政の限界があることから、平成30年7月から住民主体の防災対策に転換していて、行政は住民が適切な避難行動がとれるように防災情報の提供とサポートするだけであるとのお話もありました。

   従って水害・土砂災害からの避難は「自らの命は自らが守る意識」をもって、自らの判断で適切な避難行動をとることになります。

  富山学区自主防災会では、その判断材料にしていただくため「とみやま防災ガイド(豪雨災害編)」を作成し、全戸配布する準備をしているということでした。日ごろから防災マップなどで災害時には、どこが安全なのか。どのようにして避難するかなど家族の皆さんで考えておきたいものです。

 

(文・写真:横地、湯浅)

カテゴリー:ニューストピックス 学区の防災

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