富山学区体育協会 守安俊章会長、富山スポーツ少年団 三好一彦団長に聞く(その1)

投稿日:2021年6月16日

 コロナ禍で私たちの生活のリズムが一変しました。富山学区でも行事の中止、活動の縮小を余儀なくされています。そこで、当サイトでは学区内で活動する様々な団体にスポットライトを当て、中止・縮小になっても、「伝えたい」「繋ぎたい」「大事にしたい輪」を伝えたく、運営する方々にその想いをインタビューします。

(聞き手:行枝・末澤)

 第二弾は体育系・今回は富山学区体育協会会長の守安俊章さんです。

守安俊章さん

守安俊章さん

富山学区体育協会会長・守安俊章さん 

山崎本町町内会在住。岡山工高3年時に県高校バレーボール最優秀選手に選ばれた。日本鋼管(現JFE)福山製鉄所で活躍、同時期本社には日本のエース大古選手がいた。富山スポーツ少年団団長を10年務め令和2年4月より富山学区体育協会会長。

― バレーボールに情熱を注いでこられたそうですが、忘れられない話がありますか。

(守安)岡山県内のスポーツ少年団バレーボールにはAとBの2クラスがありました。Aクラスは別格のトップレベル集団で常に優勝を目指して毎日練習するのが普通なのですが、私の指導したBクラスは「スポーツを楽しむ」ことが中心でした。その富山BクラスチームがAクラス5年生チームと決勝で戦いなんと優勝。当時BクラスがAクラスに勝つのはあり得ないできごとだったようで、早速、Aクラスは6年生のみ、5年生以下はBクラスとルール改正されました。ルール改正後は富山は歯が立ちませんでした。また印象に残ったこととして、鳥取県大山の登山(6年生が対象)があります。準備も運営も大変でしたが保護者は大いに感激してくれました。今はボランティアが集まらず中止となったのは残念です。

― コロナ禍で活動も運営も難しいのではないでしょうか。

(守安)9月の学区民体育大会、10月の岡山市民体育大会ともここ2年中止となりました。10月以降サッカー・ソフトボール・バレーボールの試合もありますが、8月に役員会を開いて開催か否かを決めたいと思っています。スポーツは文化と一緒で人間にとって大事なコミュニティなので、できないことはいろんな意味で影響が出て残念です。それでも、「日頃のつながり」は大事にしたいと思います。

― 学区民体育大会の運営で考えていることがありますか。

(守安)岡山市民体育大会に富山から選手を送り込むので、その競技種目をはずすことはできません。そのほかの競技種目のマンネリ化も感じています。それは、世代を超えた交流のできる競技を考えていますが、あくまで「安全第一」です。交流という意味では「島の運動会」のようなイメージを持っているので、毎年いくつかの新しい競技を取り入れて「気軽に参加」できる大会にしたいです。

― 富山スポキッズチャレンジフェスタの取組はどのように考えていますか。

(守安)今もスポーツをしたい子どもたちは多いです。親が忙しくて参加できないケースもあるようです。私は指導していて親自身もスポーツ少年団活動を通じて成長していると思います。このフェスタも毎年の開催は難しいのですが、参加してよかったと声をかけてもらいましたので、今後も継続して実施したいと考えています。

― 学区の人へ伝えたいメッセージがありますか。

(守安)スポーツ少年団の子どもたちは、みな元気だなと思いますし仲もいいです。これはスポーツに参加する人も同じで、地域にとっても最高のコミュニティなので、練習や試合に足を運んで応援をお願いします。

(続く)

カテゴリー:この人に聞く

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