第7回富山ESDにこにこカフェ「多文化共生のまちづくり」
投稿日:2020年11月23日
第7回富山ESDにこにこカフェ「多文化共生のまちづくり」(富山公民館主催、とみやまエコクラブ・富山学区婦人会共催)が11月21日に開催されました。今回は、ポーランド出身のダミアン クウェチェックさんと奥様の秋山延子さん、それにベトナム出身のグエン キム リーさんをお迎えしてお話をお聞きしました。参加者は35名、公民館田中主任の軽妙な司会で楽しいひと時を過ごしました。因みに2020年3月の岡山市住民基本台帳統計によると、岡山市に住む外国人は14069人、中区には2222人が住んでいます。
ダミアン クウェチェックさんは、「日本とポーランドどちらが面積大きい?」などクイズを交えながら自己紹介。富山学区出身の秋山さんとはイギリス留学中に知り合い結婚。日本在住20年、現在は海吉にお住まいのギタリストです。「花は咲く」「枯れ葉」「宵待ち草」のギター演奏の披露もありました。
グエン キム リーさんは、ベトナム・ハノイから2016年に来日し福山市で日本語を勉強した後、現在は岡山大学経済学部3年生で日本人と同じ学部生として頑張っています。10月まで弓道部に在籍。今は日本で就職を目指して就活中。ベトナム民族衣装のあでやかなアオザイ姿で自己紹介しました。
印象に残ったお話をもう少し書きます。
ポーランドは面積約31.3万㎢(日本約37.8万㎢)、人口約3800万人(日本約1億2500万人)。EUに加盟。カトリック信者が多い。ダミアンさんご夫婦は渋川、牛窓の景色など自然が好きで、茨城県以外のすべての都道府県へ旅行したそうです。日本人大好きだが仕事中心すぎるように見える、ゆったりと暮らしましょう、意見ははっきり言うようにしましょう、と日本についての感想。
ベトナムは、面積約33.1万㎢、人口約9621万人。南北に細長く北部は四季があり南部は乾季と雨季がある。リーさんが岡山へ来たのはブドウがおいしかったから。驚いたことは日本がすごく発展していること、日本人が花見が大好きなこと、信号が多いこと。困ったことは自転車で左側通行に戸惑ったこと、方言がわからなかったこと。話しかけてくれるときはもう少しゆっくり話してほしいな…。
最後に、ダミアンさんのギター伴奏で「ふるさと」を合唱し、楽しい会は終わりました。エコクラブ員吉田節雄さんが持ち込んだ赤・黄色の紅葉が会場に飾られ、盛り上げに一役買っていました。
国籍の異なる市民が互いの文化や習慣の違いを認め合い支え合う多文化共生の社会が求められています。
(文、写真:行枝)
カテゴリー:ニューストピックス