「昔体験をしよう・・・暖房・洗濯」

投稿日:2020年2月2日

 1月31日(金)富山小学校では1~3校時に3年生の「昔体験をしよう…暖房・洗濯」授業が行われました。これは先日(1月17日)の「昔体験をしよう…七輪」に続く体験型授業で、福森和子さん以下ボランティア先生と保護者の協力で行われました。

◆関連ページ → 「昔体験をしよう…七輪」と「富山っ子造形展」

 

 3年生3クラスはそれぞれ1校時ずつ暖房洗濯の各教室に分かれ、ボランティア先生と保護者の指導の下、それぞれの体験授業を受けました。

 

  “暖房”の体験では、薪、木炭、豆炭、炭団、練炭などの紹介があり、特に近年では電気・ガス・石油が主熱源となって、滅多にお目に掛かれないそれらに興味津々のようでした。また火鉢湯たんぽあんかの使い方や火力調節の仕方などを真剣に学んでいました。

“暖房”の部のあいさつ

“暖房”の部のあいさつ

湯たんぽにお湯を入れる

湯たんぽにお湯を入れる

 

 そして暖をとる為に用意された布団にあんか湯たんぽを入れて足で暖かさを確認していました。最後に福森さんから「なぜゆたんぽやあんかは布袋に入れるのですか?」「ゆたんぽの表面のギザギザは何の役目がありますか?」などの質問があり、児童たちは元気に答えていました。そして終わりに火鉢で大豆を煎り一足早い節分を楽しんでいました。

こたつ櫓に入る児童

こたつ櫓に入る児童

火鉢で豆を炒る児童

火鉢で豆を炒る児童

 

  “洗濯”の体験では、今は使われなくなった洗濯板での手洗いの実習です。先ず、洗濯方法の歴史「洗濯板」「1槽式洗濯機」「脱水ローラー付1槽式洗濯機」「2槽式洗濯機」「全自動洗濯機」と変遷を学びました。

“洗濯”の部のあいさつ

“洗濯”の部のあいさつ

“洗濯方法の歴史”の紙芝居で学ぶ

“洗濯方法の歴史”の紙芝居で学ぶ

 

 そして、洗濯板を使っての手洗い実習です。たらいに水を少し張り洗濯板に汚れた靴下を置き、固形せっけんで洗います(この靴下は児童が用意した靴下の片方です。もう片方は先生が洗濯機で洗い、後で比較するそうです)。児童たちは上手に泡立てたり、水を換えてのすすぎなど熱心に取り組んでいました。

洗濯板を使って手洗い

洗濯板を使って手洗い

濯ぎ洗い

濯ぎ洗い

 

 児童たちは、おばあさんやお母さんの子どもの頃に比べて、便利になった現在を少しでも感じた授業ではなかったでしょうか。

(文・写真:横地)

カテゴリー:ニューストピックス

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