「富山学区高齢者交通安全研修会」開催
投稿日:2019年12月3日
12月2日(月)午前10時30分から、富山公民館で富山学区老人クラブ連合会・富山学区交通安全対策協議会共催の「富山学区高齢者交通安全研修会」が開かれました。
開会に当たり富山学区交通安全対策協議会岡本会長から、12月1日から「あおり運転」「ながら運転」に対する罰則規定の改正あり、取り締まりが厳しくなった旨挨拶がありました。
続いて岡山中央警察署交通課前田警部補から話があり、昨年の交通事故件数が68,000件、人身事故が6,000件と増加傾向にあること。今年は死亡事故が70人と昨年に比べて増加しているとのことでした。
昨年の死亡者68人中38人が65歳以上の高齢者であったということ。歩行中の事故が17件と圧倒的に多く、薄暮に事故が集中しているので、夜間外出するときは面倒でも明るい色の服を着て、反射板・リストバンドを身に着け、懐中電灯を持って出かけるようにしてくださいとのことでした。
また「ながら運転」「スマホ操作中」で検挙された場合、違反点数3点、反則金が18,000円と大幅に引き上げられたとのこと。
続いて交通安全の大切さをアピールしたDVDが放映され、子どもを交通事故で失った家族の悲哀は何とも言えないものでした。
常に健康状態をチェックし調子の悪い時は運転しないように、また、家族や周りの人が運転させないようにすることが大切で、認知能力が低下する高齢者は特に注意が必要とのことでした。「ハンドルを握るということは人の命を握るということである」という忠告が印象的でした。
次に、シルバーセーフティサポーターの新(しん)眞美(まみ)さん・磯島(いそじま)直子(なおこ)さんの人形劇があって、岡山弁丸出しで日頃のお爺さん・おばあさんのやり取りが滑稽で楽しく拝見しました。
また、免許証を返納したら「愛カード」が交付されバス代やタクシー代、お店の買い物代金などが割引されるという特典があるので一度考えてみてくださいとのアドバイスもありました。
受講者の中には、自動車の運転をせざるを得ない人や免許証の返還を考えている人もいて、今回の研修会は大いに参考になったものと思われます。
(文・写真:湯浅)
カテゴリー:ニューストピックス