富山中学校区災害安全研修会

投稿日:2019年10月22日

 富山中学校区災害安全研修会が10月21日15時30分より富山公民館にて開催されました。富山中学校・富山小学校の主催で、中学校・小学校の教職員ほぼ全員、PTA役員、連合町内会役員をはじめ地域の人など、総勢79人が参加しました。

 講師は、岡山理科大学フロンティア理工学研究所客員研究員・西村敬一先生。内容は第1部「ハザードマップにみる富山中学校区の災害危険度」、第2部「学校と地域の連携による防災力向上を目指して」となっています。富山中学校区で予測される災害(内水氾濫、洪水、火災、南海トラフ地震)について、最新の分析による危険度の説明が中心でした。

講師・西村先生

 講師・西村先生

 富山中学校区は内水氾濫の危険度が高いこと、百間川の氾濫が起こると1m~5m浸水する可能性があること、家屋が密集していて火災延焼危険が高いこと、花崗岩でてきた操山は土砂災害が起きやすいことなど、地域特有の危険について学習しました。

 昨年の県下の水害、直近の19号台風災害で否応なく危機意識が高まっており、参加者は17時の時間ぎりぎりまで熱心に聞き入っていました。

熱心に受講する参加者

熱心に受講する参加者

 講演のまとめは、災害を予測し時間経過ごとのマイ・タイムライン(住民自ら自分の事前行動計画)を作成し、それと並行して学校と地域が連携して個人の行動を支援する情報提供、避難者受け入れ等の体制を整えていくことが今求められている、ということでした。

(文・写真:行枝)

 

 

カテゴリー:ニューストピックス

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