高台の二町内会が合同で防災講演会を開催

投稿日:2019年2月16日

 2月10日(日)10:00~12:00の間、操陽南山町内会集会所に於いて『今すぐ見直そう!わが家と町内会を守る防災・減災対策』のテーマで防災講演会が開催されました。

 主催は、岡山市市民協働企画総務課・操陽南山町内会・操陽ヒルズ町内会で、後援は岡山市立富山公民館・富山学区連合町内会・富山学区防火防災会でした。

 出席者は、操陽南山・操陽ヒルズの両町内会から41名と講師2名の合計43名でした。

会場全景

会 場 全 景

 まず開会に当り平井操陽南山町内会長から「この地域に合った防災対策をしっかり勉強してください」と挨拶があり、さっそく岡山市市民共同企画総務課職員で富山公民館の中山防災士を講師に、手もと資料とパワーポイントによる講演会が始まりました。

 昨年7月に岡山市でも甚大な被害が出た豪雨災害を振り返ることで、今後起こるかもしれない自然災害から自分や家族や地域の人の命を守るための防災・減災について考えていきました。

◎地震と津波のとき
◎台風と大雨のとき
◎避難準備・高齢者等避難開始情報 ⇒ 避難勧告 ⇒ 避難指示について
◎要援護者に対する日頃の準備と事前対策
◎避難所にある備蓄品
◎エリアメール・河川防災情報・おかやま防災情報メール
◎風水害対策・南海トラフ巨大地震での減災対策
◎行動パターンを覚えておく
・地震が発生したら ・火が出たら ・一人暮らしの高齢者が隣にいたら
・ラジオは ・子どもが出かけていたら
◎日頃の準備
・家庭内備蓄品 ・非常持出袋
・町内会で準備するもの
◎平島の奇跡
・住民の絆『共助』=『近助』

主に以上のような内容について講演されました。

 

 特に町内会会員の防災意識を高めることと、連絡体制(情報伝達網)の構築をより完全なものにする必要を感じさせられました。

 

 続いて講師を富山学区連合町内会の行枝総務担当に交代して、防災グッズの紹介がありました。

 ・非常持出袋
 ・ラジオ・ライト
 ・緊急キットセット
 ・救急セット
 ・火災警報器
 ・家具転倒防止伸縮棒
 ・家具転倒防止プレート
 ・開き戸ストッパー等

等について、実物を手に取り説明がありました。

 安価で簡単に取付けられる物ばかりであり、またホームセンターならどこでも売っているので、「準備出来ていない方はすぐ行動を起こしてください」と教えられました。

 

 ここで5分休憩があり、その後、机をはさんでグループワークが行われました。6グループに分かれ30分程度意見交換の後、各グループの発表がありました。

グループワーク

グループワーク

発表をする参加者

発表をする参加者

 

 主な発表内容は、

◎私たちの町内会は高台にあり、水は絶対来ないので、急いで避難する必要はないのではないか。

◎地震と火事は恐いので、その対策はこれから進めて行く。

◎町内に土砂災害警戒区域が2ヶ所あり、集中豪雨でのがけ崩れが生じる不安があるが、どの様に対応するのか。

◎家具転倒に対する対策は完全に行いたい。

◎台風での倒木が発生したら被害を受ける。

◎日頃からのご近所とのつながりを大切にしたい。

◎隣の町内から避難して来る人がいると思うがどう対応するのか。放ってはおけない。

等々の意見があり、参加者からは「今日はよい勉強が出来ました」「いい内容でした」「ありがとうございました」と、講師や主催者に対して異口同音に感謝の言葉を述べていました。

 

 この日は好天にも恵まれ、充実した内容のとてもいい講演会でした。次回はもっと中身の濃い講演会にしたいと思っています。

(文:平井、写真:小橋・平井)

カテゴリー:ニューストピックス

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