第15回「オレンジカフェ青春」の開催

投稿日:2019年2月2日

 1月28日(月)午後1時半から富山公民館において第15回「オレンジカフェ青春」が開催されました。晴天ではありましたが大寒を迎え、寒さが一段と厳しい折から28人の方が参加しました。

ハーモニカの演奏に合わせて歌う参加者

ハーモニカの演奏に合わせて歌う参加者

今回の話はファイナンシャルプランナ-太田さんの認知症になる前の準備ということで、参加者の皆さんは70歳前後の方が大半で楽しみにして来られたようでした。

  恒例により、岡山市認知症サポートリーダー池田さんのハーモニカ伴奏に合わせて全員が「青い山脈」を合唱して会が始まりました。

 

 第一部は~正しく学び支え合おう~ということで、福泊川東町内会副会長でファイナンシャルプランナーの太田俊二さんの「判断能力が低下する前に準備すること」という話がありました。

後見制度の話をする太田さん

後見制度の話をする太田さん

熱心に話に耳を傾ける参加者

熱心に話に耳を傾ける参加者

 我々の平均寿命は年々延びて90歳まで生きる方が多くなっています。しかし高齢化とともにいろいろな問題が生じてきます。

 その一つが判断能力の低下です。そうなると定期預金の解約や不動産の売買・遺産分割の協議・贈与や遺言などが出来ないという深刻な問題が起きてきます。

 対策としては、後見人制度を活用するということですが、法定後見人や家族信託制度にしておけば、判断力が低下した後でも本人に代わって後見人や指定された家族が法律的な行為の代理ができるということでした。ただし、後見人制度・家族信託制度にしても、それぞれ問題はあります。それは後見人制度では弁護士や司法書士への報酬が年何十万円もかかるということです。

 預金や年金あるいは換金可能な不動産がある人は、有料老人ホームなどに入所して安定的な生活ができますが、蓄えのない人は負担の少ない特別養護老人ホームなどにお世話になることになります。

 いずれにしても元気なうちに家族とよく話し合って、万一の場合には在宅か施設か延命治療などの医療について、財産の把握をして介護費用の負担などが捻出できるかどうか。さらには生前贈与などについても明らかにしておくことが大切だという話でした。

 第二部に入る前に休憩があり、サポートリーダーの方の手作りのぜんざいがふるまわれました。

サポートリーダーお手製のぜんざい

サポートリーダーお手製のぜんざい

 第二部は~みんなが主役→笑顔の“わ”を広げましょう~で今回は富山学区老人クラブ連合会会長の前坂挌さんのギター演奏によるなつかしの曲を歌いながら認知症予防をしようということで「いつでも夢を」「寒い朝」「東京のバスガール」「ここに幸あり」「学生時代」など15曲をみんなで歌いました。

懐かしの曲をギター演奏する前坂さん

懐かしの曲をギター演奏する前坂さん

 最後に例によって、野波サポートリーダーの指導の下「青い山脈体操」を行って、終了となり、皆さんにこやかな絵顔で家路につきました。

最後の青い山脈体操に興じる参加者

最後の青い山脈体操に興じる参加者

                      (文・写真:湯浅)

 

カテゴリー:ニューストピックス

SNS
検索
ページトップ