第11回オレンジカフェ青春の開催

投稿日:2018年9月27日

池田サポートリーダーの伴奏により青い山脈を合唱する参加者

 9月24日(月)午前10時から富山公民館において「第11回オレンジカフェ青春」が開催されました。当日は天候がはっきりしない中36人もの方が参加し、皆さん災害時の対応については関心が高いことが伺われました。

 恒例により、岡山市認知症サポートリーダー池田さんのハーモニカ伴奏に合わせて全員で「青い山脈」を合唱して始まりました。

岡山市危機管理課池本主任

災害時における避難について聞き入る参加者

 今回は、岡山市危機管理室から池本佳大主任を招いて「災害時における要配慮者の安心安全を考えよう」という話がありました。「災害の少ない岡山県と言われ続けてきましたが、7月の西日本豪雨では岡山県でも各地で大きな災害がありました」

 「近く南海トラフ巨大地震がかなりの確率で起こるといわれており、そうすると岡山市の南部でも震度6強の地震があり、約3時間後には2.5メートルの津波が来るといわています」「このような天災はいつ起こるか分からないので、今から避難対策を考えておかなければなりません」「特に、災害時要配慮者(心身障害者・認知症や高齢者)の避難については、日頃から自分で準備しておくことが大切です」「学区では自主防災組織の編成や防災訓練などを行って住民意識の向上に努めていますが、いまだに非常用持ち出し品の準備が出来ていない家庭があります」「自分の住んでいる地域の避難施設や避難経路の確認をするなど常日頃の準備が大切です」「また、ご近所の方へ避難場所への誘導をお願いしておきましょう」ということでした。

岡山市消防団富山分団岡分団長

 続いて、岡山市消防団富山分団岡正恒分団長から「災害時における富山地域での安心安全を考えよう」と題して消防団の仕事や災害時の対応などについて話があり、災害時の対応は自らの手で守るに尽きるということ。なぜかというと消防団の仕事は多岐にわたっており、特に、災害時においては中央の指令に基づいて行動しており、関係個所での待機や道路事情などにより、個人の支援には対応できないということでした。

熱心に棒体操に取り組む参加者

 統計的に見ても自力や家族による自助が7割を占めているということです。そのために普段から災害に関する知識を身に着け、災害を正しく理解し、準備しておくことが自分の身を守ることにつながるということでした。

 講演後は、しばらく休憩して、第2部「~みんなが主役→笑顔の“わ”を広げましょう」ということで棒体操に挑戦しました。新聞紙を固く丸めて両端をテープで留め、1本の棒を作ります。その棒を両手で握って上にあげたり、斜めに振り上げたり、いろいろな形の体操を行いました。皆すっかりリラックスしたところで会は終了となり、最後に野波サポートリーダーの指導の下「青い山脈体操」を行って、会は閉じられました。

                      (文・写真:湯浅)

カテゴリー:ニューストピックス

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