東山峠の道路防災工事
投稿日:2018年3月30日
平成25年6月の大雨で落石が発生した県道岡山牛窓線の東山峠切り通し部分において、平成28年度から2か年にわたって法面の安全対策工事が行われてきました。
背の高い矢板を立て連ねて工事中の安全を確保し、崩れやすい崖を削り取った後、枠工法で法面を保護し、さらにネットで覆うことで崩落事故の防止に万全を期すものです。また、崖が後退したことにより、狭かった道路幅も改善されました。
工事の概要
本工事は、切土法面3面からなる落石防止対策である。
下段・中段法面は落石の恐れがあることから吹付枠工法による法面保護を行う。
上段法面は湧水も少なく土砂層であるのでモルタル吹付工法によるものとする。
工事名 | : | 県道岡山牛窓線道路防災工事(A001) | |
発注者 | : | 岡山市都市整備局 道路予防保全課 | |
施工業者 | : | 株式会社アートコーポレーション(南区大福) | |
工事期間 | : | 平成28年7月15日~平成30年3月31日 | |
工事費 | : | 約2億円 |
工事内容
工事延長 | : | 131.3m | ||
掘削量 | : | 土砂 1,000m3 | ||
岩質 3,200m3 | ||||
法面保護工 | ||||
植生吹付工 | : | 300m2 | 植物の種子を混ぜた土を吹き付ける | |
風化浸食を防ぐため(山肌が土砂用) | ||||
モルタル吹付工 | : | 500m2 | モルタルコンクリートを法面に吹き付ける | |
風化浸食を防ぐため(山肌が岩盤用) | ||||
簡易法枠工 | : | 1,400m2 | 法面に格子形状の法枠を成型しモルタルコンクリートを吹き付ける | |
岩盤の剥離崩壊を防ぐため | ||||
覆式落石防止網工 | : | 1,300m2 | 法枠内面からの落石を防ぐため金網で覆う |
工事箇所
工事の推移
平成28年
平成29年
平成30年
(文・写真:平井)