電子町内会運営委員の部外研修(三野浄水場)
投稿日:2018年3月19日
3月14日(水)、富山学区連合電子町内会運営委員6名は、年度事業計画に基づく部外研修を実施しました。これは部外研修を通じて電子町内会運営に資すると共に、見聞を広めることを目的に行っている行事です。
今年度は、北区三野にある岡山市水道局三野浄水場及び同所にある水道記念館を訪れました。
一行は午前10時に浄水場に到着し、三野浄水場の尾河課長代理より岡山市上水道の歴史や浄水の仕組みなどを教わりました。
岡山市の上水道はコレラなどの疫病の流行から市民を守るために明治38年(1905年)に始まり、今年で113年になる全国で8番目に(横浜、函館、長崎、大阪、東京、広島、神戸につぎ)歴史のある上水道だそうです。
岡山市では三野浄水場、旭東浄水場、山浦浄水場、牟佐浄水場、矢原浄水場、紙工浄水場、宇垣浄水場、大内浄水場、川口浄水場の9か所の浄水場が稼働しています。(わが富山学区は旭東浄水場から給水されています)
【水道水ができるまで】
現在では主に次の工程で行われています。旭川の表流水を取水し、
(1)沈砂池に導入⇒ (2)急速撹拌池に導入し凝集剤を注入⇒
(3)薬品沈殿池で小さな浮遊物などの不純物を取る⇒
(4)急速濾過池で砂の層を通しきれいな水にする⇒
(5)浄水池で塩素を注入⇒ (6)送水ポンプにて家庭や工場などに送水する。
また、(1)沈砂池⇒(2)普通沈殿池⇒(3)緩速濾過池⇒(4)浄水池⇒(5)送水ポンプの工程や伏流水も利用するそうです。
浄水場の中は広大な沈殿池や緩速濾過池が連なり壮大な景色でした。
浄水場の見学の後、創設当時はポンプ室で現在は国の登録有形文化財に指定されている「水道記念館」を見学しました。
そこには岡山市の水道事業の歩みから「水の性質」「水道」「岡山の水」をテーマにした展示などがあり水の大切さを再認識したひと時でした。
(文・写真:横地)か
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