平成29年度富山学区防災訓練

投稿日:2018年2月22日

 平成30年2月18日(日)午前9時より富山小学校校庭において「平成29年度富山学区防災訓練」が、

主催:富山学区防火防災会
共催:岡山市消防団富山分団、富山学区関連19団体
後援:富山学区連合町内会
協力:岡山市中区消防署旭東出張所

のもと総勢296人(スタッフを含む)の住民が集まり盛大に行われました。

受付風景開会式の様子

 この日は時折冷たい風が吹くものの暖かい日差しにめぐまれ絶好の訓練日和になりました。

 まず司会進行役の吉岡徹 富山学区防火防災会副実行委員長から自己紹介があり、その後小橋一郎 防火防災会実行委員長の開会宣言につづき、平井防火防災会副会長の「いざという時慌てず冷静に行動出来る様にしっかりと訓練して下さい」と言う開会挨拶がありました。

開会宣言をする小橋実行委員長

開会宣言をする小橋実行委員長

開会の挨拶をする平井副会長

開会の挨拶をする平井副会長

 

 また引き続き江口中学校長、平松小学校長、両校長があいさつの中で学校での取り組みなどの説明がありました。

富山中学校江口校長の来賓挨拶

富山中学校江口校長

富山小学校平松校長の来賓挨拶

富山小学校平松校長

 

岡山市消防団富山分団・岡分団長の訓示と訓練説明

岡山市消防団富山分団・岡分団長

 次に岡正恒 消防団富山分団長の訓示と訓練の説明の後、5つのグループに分かれて訓練場へ移動しました。

 

 訓練内容は、起震車、スモークトンネル、心肺蘇生(AED)、消火器、簡易担架の5種類でした。

起震車 では、震度7までを体験し、7では揺れの激しさに驚き、また、当地域での予想震度6弱と5強もセットしていただき、見ているだけでもその差の大きさにビックリしました。起震車

スモークトンネル では、全く何も見えず四つん這いの避難も、勝手を知らない建物では床に誘導灯でもなければ犠牲者が多くなると感じ怖くなりました。スモークトンネル

心肺蘇生 では、AEDの扱い方で皆さん消防団員の方に手取り足取り指導を受けていて苦労していました。もう1~2度講習を受けて欲しいものです。心肺蘇生とAED

消火器 このコーナーでは子どももお年寄りの方々もかなり上手に扱えていて、スムーズに体験出来ていました。消火器

簡易担架 ここでのポイントは毛布を決められた通りに折り曲げること、頭から持ち上げて足から下ろすこと、4人でしっかり持つ、ゆっくり移動すること。ここも皆さん乗せてもらったり、持ち上げて訓練しました。簡易担架

 防災訓練は団員の指示や指導のもと手際よく進み、予定より少し早めに終わることが出来ました。

 

 ここで関連の活動状況を報告します。

 現在富山学区では自然災害に対し防災、減災の出来る「災害に負けない地域づくり」をめざして活動を重ねています。昨年度までの3年間連続して防災キャンプを行い、避難所での生活を経験してもらいました。避難所生活の問題点も充分議論を重ねました。

 また岡山市の区づくり支援事業に応募して、これも昨年度「富山学区防災マップ」を製作し全戸に配布しました。このマップで1次避難場所や指定避難場所そして避難経路の確認をお願いし、非常持出品や家庭内備蓄品の準備をお願いしました。

 昨年末、対策や準備の進み具合を確認する為、アンケート調査を行いました。その結果大地震に対する準備は不充分であり、今年「災害の備えはだいじょうぶですか?」というチラシを作り、今月全戸に配ったところです。

 ちょうど最近大地震の発生確率が一段と高くなった報道がされたばかりです。この機会に是非充分準備していただきたいと思います。

 被害を最少限度にくい止める為に地域の方々が防災知識をしっかり身につけていただける様、今後共この種の啓発活動を続けて行く予定です。

 

 訓練終了後、朝の集合場所に整列して閉会式が行われました。

岡山市消防署旭東出張所・奥田主査

岡山市消防署旭東出張所・奥田主査

 最初に岡山市中消防署旭東出張所の奥田主査より講評をいただき、「大変いい訓練が出来ていました。いざという時必ず役立てて下さい。岡山市も防災活動の支援は続けていきたい」という内容の話がありました。

 

防火防災会・石井実行副委員長の閉会宣言

防火防災会・石井実行副委員長

 そして平井副会長の「まだまだ寒い中最後まで頑張って訓練していただき誠にありがとうございました。今後行う防災の活動に参加していただきます様よろしくお願い申し上げます」と閉会の挨拶があり、最後に防火防災会石井勝副実行委員長の閉会宣言が行われ無事終了致しました。

 

 終了後、全参加者にこの防災訓練に対するアンケート記入のコーナーがあり、記入後参加賞を受け取り、愛育委員の湯浅会長以下10名の方々が朝早くから公民館で準備していただいた熱くておいしい豚汁をいただいて、みなさん笑顔でグループごと会場を後にしました。豚汁であたたまる参加者

 

 この訓練に実行委員をはじめ富中PTA、婦人会、愛育委員、民生・児童委員の方々、早くからいろいろ準備していただきありがとうございます。また、岡山市中消防署員、富山消防分団員の皆様、あなた方が居なければ実現が出来ない行事です。大変お世話になりました。皆様、ご苦労様!

 

-防災訓練の取材を終えて-

 学区のめざす“災害に負けない地域づくり„実現の為には今日の様な訓練により地域住民の交流連携が深まり、そして住民一人一人が防災意識をしっかり身につけていただく事こそ安全なまちづくりに進んでいけるのではないでしょうか。

(文:平井、写真:横地・行枝・湯浅)

カテゴリー:ニューストピックス

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