旭川と桜並木
東は高倉山、西は金山に囲まれた「牧山」は、岡山三大河川の一つ旭川に面していて、空気のきれいな自然豊かな地区です。
旭川にかつての高瀬舟の姿はありませんが、夏には河原でキャンプを行ったり、カヌーなども見られ、冬には白い霧が幻想的な景色を見せることがあります。
高瀬舟は、江戸時代から昭和初期まで県の北部と南部を結ぶ物資運搬の中心的役割を担っていた長さ15mほどの船底の平らな木造船です。 当地区は、その高瀬舟の寄港地として栄え、船大工もいたようです。明治時代の「営業鑑札」、高瀬舟の「櫓」、「ランプ」も残されています。また、中谷と郷には「波止場」が残っています。
また、旭川に沿った桜並木は、地区民が毎年下草刈りなどを行って整備しているもので、春4月にはソメイヨシノなどが一斉に咲き誇ります。この時期、対岸の山にも山桜が沢山咲き、薄いピンクの山容をソメイヨシノと同時に見ることができます。