「菊桃」が満開です

投稿日:2020年4月15日

Oさん宅の前の畑で菊桃が満開になりました。鮮やかな桃色がきれいです。我が家の小米桜ももうすぐ満開になりそうで、母谷川に1本ある八重桜が咲き始めました。

菊桃は菊なのか?桃なのか?
菊桃という植物をご存知でしょうか。名前を聞くと、菊なのか、桃なのかと気になるところですが、菊桃は木です。しかもバラ科サクラ属になります。中国原産の花を観賞する植物で、名前からも分かるように、実は桃の仲間です。背も高く、かなり大きな木になります。3月下旬から4月にかけて花を咲かせます。耐寒性と耐陰性をそなえ、成長の早い、育てやすい植物です。
菊桃は八重咲きのピンクの花
菊桃は八重咲の花です。色は濃いめの紅か濃いピンク色の花です。花の形も少々独特ですが美しく、色鮮やかな花なので、シンボルツリーや記念樹、公園、街路樹などに植えられています。大きく育つため、鉢植えには不向きですが、中には小さめに育てて観葉植物として鉢植えで育てたり、盆栽として育てる人もいます。

実はなるが、食用には適さない
菊桃には実がなります。大きさはせいぜい梅の実くらいにしかなりませんが、木が成長して大きくなるとたくさんの実を付けます。しかしあくまで菊桃は観賞用なので、実は食べないようにしましょう。苦みがあって美味しくないですし、そもそも食用に適してはいません。
キクモモはハナモモの1品種
キクモモは、ハナモモの中の1品種になります。ハナモモは花桃と書く桃の仲間で、古くは江戸の昔から花を観賞する目的で品種改良を繰り返されてきた植物です。キクモモは菊桃はと書き、花桃の種類の1つです。

カテゴリー:ふるさとの花や生き物 里山保全会

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