春の訪れ7「木瓜(ぼけ)と椿(つばき)」
投稿日:2020年3月11日
春の訪れの第7回目は公会堂で咲き始めた木瓜(ボケ)とBさん宅の庭に美しく咲いている椿(つばき)です。里でもウグイスやヒバリの鳴き声を聞けるようになりました。またタンポポやオオイヌノフグリも畦に咲き始めています。暖かい春の日差しが感じられるようになりました。
木瓜の花と椿の花
ボケ (植物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ボケ(木瓜、学名: Chaenomeles speciosa)は、バラ科ボケ属の落葉低木。日本に自生するボケは、クサボケといわれる同属の植物。
名称
果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛(てんか)したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われる。『本草和名』(918年)には、果実の漢名を木瓜(もくか)、和名を毛介(もけ)として登場する。
学名のspeciosaは、「美しい」「華やか」、Chaenomelesは「chaino(大きく裂けた)+melon(リンゴ)」が語源だが、現実に実は裂けないので、勘違いしてつけられた属名だと思われる[要出典]。中国植物名(漢名)は、貼梗海堂(ちょうきょうかいどう)。
花言葉は「先駆者」「指導者」「妖精の輝き」「平凡」。
利用
果実にはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸類と果糖が含まれていて、有機酸類には制菌作用があるとされ、腸内が酸性化するほど多く内服すると、細菌は弱アルカリ性(pH7以上)で繁殖するので増殖を止める働きがあるといわれる。また、有機酸類には鉄分の吸収促進に役立つとも考えられている。
果実は木瓜(もっか)と称される生薬になり、8 – 9月ごろの落果する前の青い未熟果実を採取して、水洗い後に輪切りにして天日乾燥して調製される。補血、強壮、疲労回復、咳止め、食あたりのほか、筋肉のひきつり(こむらがえり)、暑気あたりに効用があるといわれ、乾燥果実1日量5 – 10グラムを水200 – 600 ccにて半量になるまで煎じて、3回に分けて服用する用法が知られている。ただし、胃腸に熱があるときは禁忌とされる。
また、ボケ酒と呼ばれる果実酒にすることもあり、果実の2 – 3倍量のホワイトリカーまたは35度の焼酎に漬け込んで、冷暗所に半年から1年置いて作られる。果実酒にも疲労回復、滋養保険、低血圧、不眠症などの薬効があるので、就寝前に盃1杯ほど服用される。
カテゴリー:ふるさとの花や生き物 里山保全会