花と詩29(秋薔薇)
投稿日:2022年11月14日
花と詩の29番目は秋薔薇(あきそうび)の花です。我が家とKさん宅で見かけました。
秋の薔薇は「秋薔薇」と言い俳句の10月の季語となります。家庭画報に俳人・櫂 未知子さんが佐瀬はま代さんの作品を書いた記事を見つけましたので抜粋して掲載します。
「もう知らぬ人の住む窓秋薔薇──佐瀬はま代」
「秋薔薇」と書いて「あきそうび」と読みます。薔薇は本来、初夏が最盛期だが秋に花開くものもある。秋の薔薇は、夏に比べると派手さはあまりないが、そのぶん、奥ゆかしさやかすかな翳りが感じられ、俳人の好む季語となっています。この句の作者は、薔薇が満開だった初夏にその家から引っ越したのかもしれない。それから季節が過ぎ、たまたま通りかかったかつての家にすでに新しい人々が住んでいることを知った。自分がそこで暮らしていた時のように、その人たちの生活がすこやかでありますように。おそらくはきれいに磨かれている「窓」を見て、作者は別のファミリーの幸福を願った。なんて優しい作品なのだろう。
バラは春と秋に咲きますが、冬には葉の落ちた棘の目立つ茎に一、二輪いつもより小振りの花が寒さで凍えながら咲き残っていることがあります。この花を『冬薔薇』といいます。
谷村新司さん作詞作曲の歌、「群青」に冬薔薇の言葉を見つけました。冬はもうすぐになりました。冬も戦争も早く終わって暖かい春が来てくれることを祈っています。
「群青」の歌詞は以下の歌ネットをご覧下さい。
https://www.uta-net.com/movie/1731/
谷村新司さんの歌う「群青」の歌は以下で
秋薔薇の花言葉や説明が花言葉・由来にありました
カテゴリー:ふるさとの花や生き物 電子町内会