昨日(1月5日)は「小寒」

投稿日:2022年1月6日

昨日(1月5日)は「小寒(しょうかん)」でした。小寒(しょうかん)とは、「寒の入り」といわれ、これから更に寒さが厳しくなるころです。小寒から節分までの三十日間のことを「寒の内」といいます。寒が明けると立春になります。日差しが少しずつ強く成り、日向では太陽の暖かさの恩恵にあやかれるようになりました。風の無い日はひなたぼっこや散歩、グランドゴルフで体を動かし、免疫力を高めましょう。去年は柿が豊作で、あちこちに差し上げたりしたのですが食べきれないで少し残ってしまいました。熟して柔らかくなった柿をたくさんの小鳥たち(メジロとシジュウガラ等)のつがいがついばんでくれています。隣の梅の木はもうすでに花芽が膨らんでいます。

小寒の期間の七十二候(ライフ8972より)

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■小寒の初侯:芹乃栄  読み方は、「せりすなわちさかう」と読みます。

【期間】1月6日~1月10日頃

【由来】水辺にセリがたくさん生えてくる頃。セリは人日の節句の粥に入れる「春の七草」。

・この時期の兆し:「七草」

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロのことを「春の七草」という。七草には邪気払いの霊力があるとされ、人日の節句の1月7日には、これらをお粥にして食べることで無病息災を祈ります。

・この時期の果物:「蜜柑(みかん)」

一般的にミカンとよばれる「温州蜜柑」は日本が原産の果物で、ビタミンCと水分が多くふくまれている。冬の風邪予防にも定着してきている。皮をむいて天日干しして、ガーゼタオルに包んで口をしばり、お風呂に入れて香りを楽しむこともできる。

・この時期の鳥:「マヒワ」

群れで行動する習性が強く、寒い地域で過ごす。冬になると日本に渡ってきて冬鳥として各地に飛来する。雀より小さく体は鮮やかな黄色をしているため、冬の木々の中でもよく目立つ。

・この時期の魚:「鱈(タラ)」

寒い地方の海で獲れる淡白な白身が美味しい魚。丸々と太った体で「たらふく」の語源となった。味付けをしないお湯に、タラや魚介類、野菜、キノコを入れて、好みの味で食べる「ちり鍋」の主役となる。

・この時期の開運方法:地上の寒さをよそに、土の下では春に向けての準備をしています。十日戎(とおかえびす)の祭りが各地で行われるので、恵比寿様から商売繁盛・金運招福のご利益を授かるようにお参りしてみましょう。

■小寒の次候:水泉動  読み方は、「しみずあたたかをふくむ」と読みます。

【期間】1月11日~1月15日頃

【由来】大気はまだまだ冷たいが、地中で凍っていた湧き水が解けて動き始める。

・この時期の兆し:「寒九の雨(かんくのあめ)」

小寒から9日目のことを「寒九(かんく)」、この日に降る雨のことを「寒九の雨」という。かつて、農家の人々にとって豊作の兆しと信じられており、この雨が降ると大いに喜ばれたといわれている。

・この時期の行事:「鏡開き」

1月11日になると、お正月に供えた鏡餅は鏡開きをします。鏡餅は日がたって硬くなっているので、木槌などでたたいて割り、おしるこにしていただくのが定番です。「割る」のは縁起が良くないので「開く」という言葉を使うようになったといわれている。

・この時期の料理:「お汁粉」

鏡開きで割った餅をお汁粉にして楽しみます。温かく甘い汁物で、身も心もほっこりします。関東では汁気のあるものを「お汁粉」、汁気が無く餡や栗をかけたものを「ぜんざい」と呼びます。

・この時期の野菜:「小松菜」

汁の具、漬物、おひたしなどにして食される小松菜は、江戸時代に将軍が現在の江戸川区・小松川を訪れた際、すまし汁に入っていた青菜を気に入り、地名にちなんで命名されました。若い葉をうぐいす葉と呼ぶこともある。

・この時期の開運方法:15日は小正月や女正月とも呼ばれ、大正月に忙しく働いてきた女性たちの休日とされてきました。小正月には小豆粥を食べる習慣があり、小豆の赤は魔除けの色として厄災を除くといわれている。

小寒の末候:雉始雊  読み方は、「きじはじめてなく」と読みます。

【期間】1月16日~1月20日頃

【由来】キジの求愛の季節。オスは真っ赤な肉垂れを揺らしながら、必死に「ケーンケーン」と甲高い声を出してメスに求愛し鳴き始める。

・この時期の兆し:「雉の母衣打ち(きじのほろうち)」

母衣打ちとは、雉が翼を激しくはばたかせ、音を立てる行為のこと。人の頼み事をそっけなく拒絶する様を「けんもほろろ」といいますが、「けん」は雉の鳴き声、「ほろろ」は母衣打ちのことだそうです。

・この時期の魚:「鮟鱇(アンコウ)」

平たく大きな口、頭にアンテナのような突起をもち、ユニークな姿で知られる魚。食用にはヒレ、皮、エラ、肝臓、胃袋、卵巣、身、と捨てる所が無く「アンコウの七つ道具」と呼ばれる。とろりとした食感のあん肝は、アンコウ鍋として人気です。

・この時期の野菜:「水菜(みずな)」

京野菜のひとつで、シャキシャキとした食感と、鮮やかな色合いがサラダや鍋物などに人気の野菜です。肥料を使わず水と土だけで育てられたことから、水菜と名付けられた。京都や大阪で食べられる「はりはり鍋」に欠かせない野菜。

・この時期の行事:「小正月」

日本では古くから、元日から7日までを「大正月(おおしょうがつ)」、14日から16日までの3日間、もしくは15日を「小正月(こしょうがつ)」と呼んだ。この日には、柳の枝に紅白色の餅や飾りをつけて稲穂に見立てた「餅花(もちばな)」が飾られ、その年の豊作を願います

・この時期の開運方法:日本の国鳥である雉は、オスとメスの仲睦まじい鳥。そんな雉にあやかって、夫婦愛や家族愛を確かめることが開運法のひとつです。

カテゴリー:ふるさとの花や生き物 里山保全会

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