昨日(9月7日)は「白露」

投稿日:2021年9月8日

昨日(9月7日)は「白露(はくろ)」でした。白露とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃。降りた露は光り、白い粒のように見えます。日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まっていきます。最近は朝晩ずいぶん涼しくなりました。しかし今年もいもち病の注意報が発令され被害が心配されます。稲穂が猪に囓られた跡も見つかりました。しかもコロナの影響で米価が安くなりそうです。踏んだり蹴ったりの状況ですが、みんな一生懸命に出来る対策を頑張っていました。今年購入したドローンがいもち病の予防で飛び回っていました。鳥や猪が嫌がると言われるピンク色のテープを田んぼの周りに張っている所も増えています。我が家も猪にサツマイモを食べられた畑に、大根や甘藍を植えて秋冬に備え始めました。本当は月光仮面のおじさんがやって来て、悪い猪をやっつけてくれれば一番うれしいのですが?

今年購入したドローンがいもち病の予防に大活躍でした

白露の72侯

白露の72侯は以下の暦生活をご参照願います。

■初侯:草露白(くさのつゆしろし)  9月7日頃

草花の上に降りた朝露が、白く涼しく見える頃。夏から秋への変わり目です。「露が降りると晴れ」という言葉があり、朝霧は1日の天気を伝えてくれます。

■次侯:鶺鴒鳴(せきれいなく)  9月12日頃

鶺鴒の声が響きわたる頃。鶺鴒は水辺を好む鳥のため、川の上流域に行くほど多く見られます。町なかでは、あまり見かけられないかもしれませんが、民家の軒下などにも巣を作ります。

■末侯:玄鳥去(つばめさる)    9月17日頃

暖かくなる春先に日本にやってきたツバメが、暖かい南の地域へと帰っていく頃。また来年の春先には戻ってくるので、しばしの別れとなります。燕の渡りは夜。大きく旋回しながら、みえなくなるほど高く高く舞い上がり、陽が落ちるのを待って、南へ移動していきます。旅の途中の安全なねぐらは限られているため、この頃にみる大集団は同じ燕ではなく、北から南へと移動していく集団が次々と入れ替わっていることが多いようです。日本は「葦原の瑞穂の国」とよばれますが、葦原は燕たちにとっても重要なお宿。燕の渡りには、天候も関係するようです。天敵に弱い燕たちは、狙われることがないように、あえて雲におおわれた天候の悪い日を選び、小雨が降っていてもたくましく飛んでいきます。

カテゴリー:ふるさとの花や生き物 里山保全会

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