季節の花16(春3-おきなぐさ)
投稿日:2021年3月30日
春の花の3番目は翁草(おきなぐさ)です。赤紫色の美しい花をつけていました。O様から翁草が咲いたよとの連絡があり、写真を撮りに行ってきました。話を伺うとは昔は野山にたくさん咲いていたがずいぶん減ってしまって絶滅危惧種になってしまったとのことでした。庭に大切に残して下さっていました。花が終わって種が出来ると白い髭のように見えるので翁草と言われるようになったとのことです。
特徴(NHK出版趣味の園芸より)
オキナグサは本州、四国、九州の日当たりのよい草原や林縁に生える多年草です。花後にできるタネに白く長い毛があり、そのタネが密集して風にそよぐ姿を老人の白髪に見立てて「オキナグサ(翁草)」と呼ばれているといわれます。地下には太いゴボウ根状の根茎があり、春に暖かい日ざしが注ぐと芽を出します。葉を開くと同時に白い毛で覆われた花芽を伸ばし、葉の伸びきる前に、短い毛で覆われた赤紫色の花を下向きに咲かせます。花弁に見えるものは萼片です。この花が数輪咲いた姿はとても情緒があり、タネの姿と相まって愛好家が多い理由もうなずけます。庭植えにすると、より風情や情緒が楽しめるでしょう。花後に葉の展開が終わると、花茎が長く伸びて、先端にタネを実らせます。あとから開花した茎の成長が止まると、葉はほとんど出ることもなく夏を迎えますが、わきにはしっかりと側芽をつけており、秋には株を充実させます。やがて落葉して休眠に入ります。詳しくは花300またはHiroKen花さんぽでご覧下さい。
花300
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カテゴリー:ふるさとの花や生き物 里山保全会