季節の花6(秋6-エンゼルストランペット)
投稿日:2020年11月18日
秋の花の6番目はエンゼルストランペットです。トランペットを連想させる花の形から園芸名では天使のトランペットと言う素敵な名前で呼ばれるようです。正式にはキダチチョウセンアサガオ属と言うナス科の属のひとつのようです。ナスの花と同じように下向きに花を付けます。YO様の庭に咲いていました。この植物も毒草のようです。動けないことが理由だと思いますが、身を守るために毒を持っている植物が本当に多いですね。
キダチチョウセンアサガオ属
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋
キダチチョウセンアサガオ属(-ぞく、学名:Brugmansia)ナス科の属のひとつで、低木または高木である。学名のカタカナ表記で、ブルグマンシア属と呼ぶこともある。また、園芸名でエンジェルストランペット、エンジェルトランペット(Angel’s Trumpet)と呼ばれることが多い。花言葉は、愛敬、偽りの魅力、変装、愛嬌。かつては近縁のチョウセンアサガオ属に含めていた。そのため園芸名ではチョウセンアサガオ属(Datura)の学名からダチュラの名が使われる場合もある。学名はオランダの植物学者セバールド・ユスティヌス・ブルグマンスにちなみ、クリスティアーン・ヘンドリク・ペルズーンにより命名された。
特徴
春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花をつける。つぼみには卵形、球形、紡錘形などがあり、花はつぼみから飛び出すような形で咲く。花弁の先端は、5つに分かれ反り返る。原産地はアメリカの熱帯地方だが、暑さが苦手で高地にしか生息していない。そのため温帯気候の日本では、夏季の生育が緩慢になり、管理を怠ると最悪枯れてしまう場合もある。しかしキダチチョウセンアサガオ属は低温に強く、丈夫で育てやすい植物である。春温かくなってから旺盛に生育してゆき、開花時期には大型の株にたくさんの花をつけるのがとても魅力的である。
チョウセンアサガオ属との違い
かつてはキダチチョウセンアサガオ属(Brugmansia、ブルグマンシア)がチョウセンアサガオ属(Datura、ダチュラ)から独立していなかったが、現在は別属として扱われる。その名残りからか両属よく混同されている。ダチュラと呼ばれていても、実際はブルグマンシアということが珍しくない。両属の違いは以下の通り。
キダチチョウセンアサガオ属
高木または低木で、下向きの花をつける。
チョウセンアサガオ属
一年草または多年草で、上向きの花をつける。なおチョウセンアサガオ属については該当の項を参照のこと。
毒性
キダチチョウセンアサガオ属の植物は広義のチョウセンアサガオの仲間であり、同様に有毒植物である。含まれている成分はスコポラミン(ヒヨスチン)、ヒヨスチアミンなどである。薬草に使われることもあるが、一般には毒草として扱われるので、取り扱いには十分注意が必要である。主に地下茎から抽出した成分は、聴覚性幻覚・急性痴呆・行動異状を引き起こす。
カテゴリー:ふるさとの花や生き物 里山保全会