あさぎまだらとヒョウモン蝶

投稿日:2020年11月10日

 3年前に植えたフジバカマに、期待していた”あさぎまだらが”来ました。10月24日から1週間の間に5匹、噂の通り10㎝近い大きな蝶で、フジバカマの周りを素早く2匹の蝶が行き来する姿には感動します。警戒してか、花にはなかなか留りません。やがて花に留り、吸蜜し始めるとほとんど動かず、羽に触れても逃げないほど無防備でした。長旅の途中の一時の休息であり、空腹を満たす貴重な食事時間なのかもしれません。夏の間を日本アルプスの辺で過ごし、秋に1日に100㎞ から250㎞移動し、日本列島を西に下り沖縄や台湾までも旅をすると言う。そんな彼らが、花壇の片隅の4本のフジバカマを見つけて舞い降りてきたことには、本当に驚きです。フジバカマの花は微かに甘いチョコレート臭が有り、蜜にはアルカロイドの一種の成分が有り、この蝶にとってオスがメスを誘引するフェロモンを作るためには、なくてはならない物質だそうです。1時間ほど滞在し又飛び去って行きました。”あさぎまだら”の後に来た、すばしこいヒョウもん蝶も、この花の吸蜜中はじっとして動きません。フジバカマの花は彼らにとって大変魅力的な花のようです。

 

 

 

カテゴリー:ふるさとの花や生き物

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