南天の赤い実
投稿日:2020年1月10日
南天の実
花の少ないこの時期には縁起物として赤い実を付ける木が飾りによく使われます。
赤い実のなる木の第一回は門松等に使われる「難を転じて福となす」南天を紹介します。
写真は神社の麓東の家の井戸近くに蝋梅と並んで植えられている南天です
蝋梅はつぼみが少し膨らんできていました。
南天の豆知識を紹介したホームページが以下に有りました。
https://nanten-lab.jp/knowledge/index.htm
この中から名前の由来と花言葉を紹介いたします。
南天の名前の由来は、どこからきているの?
南天はメギ科ナンテン属の常緑低木で、日本や中国などでよく見られる植物です。この南天、中国では古来、「南天燭」「南天竹」などの名前で呼ばれており、日本名の「ナンテン」は中国での名称を簡略化したもの。これが訛(なま)ってナルテン、ナッテン、ナピテンとも呼ばれるようになりました。
ちなみに、南天燭の「燭」は、南天の実が「燭〜ともし火」のように赤く、南天竹の「竹」は株立ちが竹に似ているからこう呼ばれるようになったそう。
赤い実をつける南天は食べ物の少ない冬には鳥の大好物なので、この赤い実が鳥にとって「燭」に見えるという由来もあります。
欧米でも観賞用として愛される南天の花言葉とは…。
南天の西欧での花言葉は、『私の愛は増すばかり』。ストレートで素敵な花言葉です。
この他にも「機知に富む」「福をなす」「良い家庭」といった花言葉があり、南天は贈答用としても使われています。
とくにアメリカでは人気が高く、当初は一般家庭の庭木として植えられました。現在では東北部の諸州の森林に野生化し、赤い実をたわわに実らせています。
ちなみに、南天の英名は、「sacred bamboo~聖なる竹」、「Heavenly bamboo ~天国の竹」。南天に神秘的なイメージがあるのでしょうか。
以下は題名のみ紹介します。面白い話ばかりなので是非読んでみてください
南天は、難を転じて福となす縁起木。
お赤飯に添える南天の葉に含まれる作用とは?
南天を初めて見た外国人、ドイツ人医師ケンペル。
お手洗いに南天の木が植えられた2つの理由。
枕の下に南天の葉を敷くと悪い夢を見ない!?
南天が欠かせない京都・鞍馬寺のお祭り。
南天のルーツは弘法大師?奈良時代の出雲風土記?
赤い実に秘められた、種を運ばせる仕掛け。
カテゴリー:ふるさとの花や生き物 里山保全会