ウマノスズクサ
投稿日:2019年8月6日
【ウマノスズクサ】
母谷区 谷地区への進入路脇のO氏所有の畑に自生するウマノスズクサで7月7日にウマノスズクサとその葉に産卵したジャコウアゲハを紹介いたしましたが、ウマノスズクサの花が咲いておりませんでしたので、今回はその花のご紹介です。解説とジャコウアゲハの画像は、7日に投稿のものを使用させていただいております。
(ウマノスズクサ)
ウマノスズクサの花期は6から8月ごろで、この花は、糞や腐肉に似た匂いで小型のハエをおびき寄せ、花筒の奥の球形の部屋へと誘導します。その部屋には柱頭があり、ハエは後戻りができずに、そこに閉じ込められますが、その後、雄しべが花粉を出すと、部屋から脱出できるようになり、花粉を付けたハエは花から出て行き受粉が可能となります。
(ジャコウアゲハ)
ジャコウアゲハの幼虫は、このウマノスズクサを食草としてウマノスズクサに含まれる毒素を取り込みながら大きくなことから成虫になっても幼虫時代の毒は残っていて、鳥などに襲われにくくなるとのことです。
カテゴリー:ふるさとの花や生き物