ウマノスズクサとジャコウアゲハ

投稿日:2019年7月7日

【ウマノスズクサとジャコウアゲハ】

母谷区 谷地区への進入路脇のO氏所有の畑に自生するウマノスズクサとその葉に産卵したジャコウアゲハが羽化し飛翔する姿をとらえましたので投稿いたしました。
以下はその解説です。
(ウマノスズクサ)
ウマノスズクサの花期は6から8月ごろで、ここではまだ花は咲いていませんがこの花は、糞や腐肉に似た匂いで小型のハエをおびき寄せ、花筒の奥の球形の部屋へと誘導します。その部屋には柱頭があり、ハエは後戻りができずに、そこに閉じ込められますが、その後、雄しべが花粉を出すと、部屋から脱出できるようになり、花粉を付けたハエは花から出て行き受粉が可能となります。
(ジャコウアゲハ)
ジャコウアゲハの幼虫は、このウマノスズクサを食草としてウマノスズクサに含まれる毒素を取り込みながら大きくなことから成虫になっても幼虫時代の毒は残っていて、鳥などに襲われにくくなるとのことです。 また、交尾を済ませたメスはウマノスズクサの葉の裏に卵を産みつけるためジャコウアゲハにとってはウマノスズクサがなくてはならない存在です。ジャコウアゲハの名前の由来は、オスの成虫からジャコウの香りがすることが名前の由来になっているそうです。
画像の左上:ジャコウアゲハ ウマノスズクサと葉の裏にジャコウアゲハのさなぎ
その他の画像:飛翔するジャコウアゲハ

カテゴリー:おしらせ

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