話のさわり-シシの追出し

投稿日:2017年9月21日

本投稿の「話のさわり(趣旨)」は「ししの柵外の追出し作戦の敢行の決起を21日18時半から行う」です。

母谷下区域におきましては、毎年4月から9月の間、20日の20時から寄り合い(おかんき)があり、その席上、害獣用の電気柵について、「出没頻度の高い場所について電柵の3線化で対応し、更に、その上部をイノシシが柵を乗り越えた場所を特定できることを目的として糸を張り巡らせ、糸の切断箇所が出没場所と確認できるようにと対応してきたが、糸の切断箇所もなく乗り越えたような形跡がない。また、電線の上・中・下の線の間は20cmで通電されており侵入の阻止が図られている。それにも拘わらず畑を荒らした形跡があり、電柵で囲まれた区域内で保護されている雑木林や藪の中にシシが潜んでいる可能性がある。これに対応するため、「ししの柵外の追い出し作戦の敢行の決起を21日18時半から行おうではないか」とのことで集会の席上決定されました。

前段が長くなりましたが、これを受け、その当日は、7人の侍が集まり、打ち上げ花火による「シシの柵外追出し」やあるものは、フライパンに金づちでの音を出し、またあるものは剪定ばさみの先を火箸で叩いての音を出す等、シシへの威嚇を行う風景は、チンドン屋のごとく夜の帳の中に消えて行くシーンは、いとおかしき、また、風情のある風景のシシの追いし作戦でありました。
はて、その効果は、如何ほどに?
その騒ぎに驚き、シシの藪を駆け回り退散する物音も聞こえず、本日の策戦は、失敗の巻となった感があります。

なにやら、藪のなかから
「本日のワシの活動の時はまだ熟しておらず。活動の時は、丑三つ時以降でござる。それまでは、この場にじっと静かに潜むなり。」とシシが呟いていたような・・・

「今夜のさわぎを見聞していたシシ達よ。どこか遠くに早々に立ち去れ~!」と願うばかり。

左上画像:3線化対応電柵で上部は、仕付け糸。
その他の画像:打ち上げ花火による威嚇風景

 

カテゴリー:地域ニュース

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