ジャコウアゲハの楽園

母谷の入り口にOさん宅が花壇を作り奥さんが季節の美しい花を終えて下さっています。この花壇にはジャコウアゲハの食草のウマノスズクサが自生しており、この草を大切に保護してジャコウアゲハを増やそうと活動しています。母谷ではこの花壇をジャコウアゲハの楽園と名付けました。

楽園の近くにもウマノスズクサ自生地があります。ここも保護活動を行ってジャコウアゲハを保存しようと活動しています。

ウマノスズクサ 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋

ウマノスズクサ(馬の鈴草、学名: Aristolochia debilis)は、ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の多年生つる植物。和名の由来は、葉が馬の顔の形に、花の球形の部分が馬の首に掛けるような鈴に似ていることから命名されたという説と、ただ単に、花の形が馬の首に掛ける鈴のようだということから命名されたという説がある。

形態・生態

多年生のつる植物だが、地上部は毎年枯れる。葉は緑色で薄く、古代の銅剣とトランプのスペードのマークの中間のような形をしている。葉腋から伸びる柄の先につく花はラッパ状に細長く、やや曲がっており、先端は平らに開いて一端が尖るという奇妙なものである。基部がやや膨らんでおり、雄蘂と雌蘂はここに収まる。花期は7 – 9月で、雌性先熟のため、花の香りでショウジョウバエのような小型のハエを呼び、花の奥にある球形の部分に閉じ込め(途中の花筒に逆毛があるため外に出られない)、雄花になって逆毛が萎縮すると、脱出したハエに花粉が付いて、次にウマノスズクサの花に入ったときに受粉する仕組みになっている。なお、花弁に見えるのは、実際には萼である。果実は楕円形で裂け目があり、緑色から茶色に熟すると基部から果柄ごと6つに裂け、丸みを帯びた台形の平たい種子が露出して飛散する[3]。果実ができることは非常に珍しい。ジャコウアゲハやホソオチョウなどの幼虫の食草になる。

民間療法におけるウマノスズクサ

ウマノスズクサの仲間は、昔は生薬として重宝された。熟れかかった果実を太陽光で乾燥させたものを馬兜鈴と呼び、咳止め、気管支拡張、去痰に効能があるとされた。また、地上部が枯れはじめる9月下旬 – 11月中旬にとった根を、水洗いしてから日光にさらして乾燥させた青木香(土木香)は、ヘビや虫などの解毒剤、打ち身、炎症止め、禿の防止、腹痛止めなどに効能があるとされた。どちらも、1日2 – 10gほどを煎じて服用するが、ウマノスズクサの成分が解明されていくにしたがい、アリストロキア酸などの毒性物質を含むことが分かったため、最近では余り使用されなくなってきている。ウマノスズクサの成分は、ほとんどがアルカロイド系である。アリストロキア酸(根、果実、葉) – 大量に摂取すると腎障害を引き起こす。アラントイン(根)アリストロキン(果実)アリストロン(根)イソアリストロン(根)デビル酸(根)デビロン(根)マグノフロリン(根、果実)

ジャコウアゲハ蝶の産卵

ジャコウアゲハはウマノスズクサに卵を生みます。インターネットのwikipediaで理由を調べると、ジャコウアゲハの幼虫の食べる馬の鈴草は毒性のあるアリストロキア酸を含み 、幼虫の体内にはこの毒が蓄積されています。この毒は蝶になっても残ります。幼虫やさなぎや蝶を食べた鳥等は中毒を起こし、二度とジャコウアゲハを捕食しなくなると言われています。そのため幼虫からさなぎ、蝶となっても天敵がなく安心して成長するようです。

卵から孵った幼虫はウマノスズクサを食べ、数回の脱皮を繰り返しながら成長する
サナギは10日から2週間くらいで蝶になる。春から秋までに数回繰り返すが冬にはサナギのままで越冬してウマノスズクサが育ち出す春まで過ごす。
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