常慶寺住職柳川穆宗


春風意を得たり
正月は昔は凧揚げカルタとり
心のままにのんびりと
たまには息抜き大切に

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馬を崋山の陽に帰し
牛を桃林の野に放つ

 
  馬を崋山の陽(みなみ)に帰し

 牛を桃林の野やに放つ



 戦車を曳いていた馬を崋山の南側に帰し、
 荷車を曳いていた牛を桃林の野原に放す。

 戦争が終わり平和になったことを意味する。
 周の武王は殷の紂王(ちゅぅおう)を滅ぼした後、都に戻り武器をしまい、天子としての徳を修め馬や牛を放ち、再び戦争をしないことを天下に示した。


丑にまつわる諺

商いは牛の涎(よだれ)
 牛のよだれは細く長く垂れるもの。商売はこの牛の涎と同じで、利得を急がず気長に辛抱し、長く続けることを考えたほうが成功するものだ。

黄牛(あめうし)に突かれる
 角もなくおとなしい牝牛に腹を突かれることから、油断して思いがけない相手にやられることを言う。

牛売って牛にならず
 牛を売った値段で代わりの牛を買おうとしても金額が足りないことから、買い換えると損をすることのたとえ。

牛に対して琴を弾ず
 いくら高尚な話を説いて聞かせても、志の低い愚かな者にはその道理がわからず、何の役にもたたない。

牛に引かれて善光寺参り
 善光寺の近くに住んでいた老婆が、さらし置いていた布を、隣家の牛が角に引っかけ走って行くのを追っていくと善光寺に辿り着いた。
 日頃信仰心のなかった老婆はそれがきっかけで信仰しはじめたことから、思いがけないことが縁で偶然良い方向に導かれることのたとえ。

牛の歩みも千里
 遅い牛の足取りでもたゆまず行けば千里の遠くまでも行けるという意味から、怠らず努力し続ければ成果があがることのたとえ。

牛の一散(いっさん)
 普段は動作の鈍い牛が何かのはずみで一散に走りだすこと。
 普段は決断の鈍い人が、ややもすれば深い思慮もなく、勢い込んで物事を進めてしまう事があると言うことのたとえ。

牛を食らう気
 虎や豹の子は小さいときから牛を食うほどの気概があることから、幼い時から強い、または、大きい気性がある事のたとえ。

九牛(きゅうぎゅう)の一毛(いちもう)
 九頭の牛の毛の中の一本ということから、多数の中のきわめて小さい部分をさす。
 取るに足りぬ小さなこと。

剣を売り牛を買う
 剣を売ったお金で牛を買う。武芸をやめ、牛を飼って農業につとめることをいう。

角を矯ためて(ためて)牛を殺す
 牛の曲がった角を直そうと手を加えているうちに、牛を殺してしまうこと。
 少しの欠点を直そうとしてかえって全体を駄目にしてしまう。
 枝葉末節にこだわっていては、肝心の根元を損なってしまうことのたとえ。

庖丁牛を解く(ほうていうしをとく)
 中国古代の料理の名人である庖丁が牛の肉を骨から切り離す技術を見て、染の恵王が感嘆したという故事から、特殊な技術をもった人の妙技を褒める言葉。

丑三つ時

 「草木も眠る丑三つ時」という言葉を聞きます、丑三つ時とは何時頃を言うのでしょうか。
 子の刻、丑の刻、寅の刻など干支での時刻の表現は馴染み深いものがあります。
 1日を2時間ごとに区切り、時刻を干支で表現する方法が始まったのは戦国時代だと言われています。
 江戸時代には、1つの干支(2時間)を30分ごとに刻むようになり、丑の刻を例にとると、丑一つ、丑二つ、丑三つ、丑四つと分けられました。
 丑の刻は午前1時から午前3時とされ、丑三つ時とは、今の午前2時から2時半に当たるとされています。