activity20150621 of 内山下地区連合町内会2015

おかやまし でんしちょうないかい うちさんげちく れんごうちょうないかい

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岡山市電子町内会・意見交換会

平成27年6月21日 日曜日

岡山市役所7階大会議室

本日,岡山市役所7階大会議室で岡山市電子町内会の意見交換会が開かれた。岡山市のすべての町内会が参加できるインターネットを利用した電子町内会が開始されたのは平成14年(2002年)3月。現在まで13年間続いている。参加する町内会はさらに進めて行きたい意欲に満ちている。今年二回目意見交換会は午後1時半から始まった。

会場には70名近くの参加者が集った。新しいシステムについて説明されるというので期待と不安が入り混じった雰囲気に包まれた。参加者は8班に分かれて着席,午後1時半から始まった。開会挨拶は大和田黎子(岡山市連合町内会ITC推進専門委員会)が「今までの苦労や今後の抱負など意見交換をいただきたい」と延べ,小野典夫(岡山市市民協働局市民協働企画総務課市民協働企画総務課長)が「みんなと一緒に進めて行きたい」と挨拶を行った。

本題へ進み経緯説明が行われた。岡山市の電子町内会は6種類で構成される。会員情報,ホームページの外向けと内向け,e交流,一斉配信,カレンダーである。岡山市は資料を参照しながら説明を行った。
(1)現状課題【システム老朽化・利用状況少ない・後継者無い】
(2)リニューアル【平成14年3月開始から13年経過】
(3)リニューアルとは
(4)求める効果
(5)進行スケジュール案【切迫している】
(6)リニューアルに向けて【外向け・内向け】
(7)内向けの課題【利用者無し】
(8)ICT検討会の声
(9)二つのプラン比較【プランA=googleなどSNSクラウドの利用・プランB=独自システム立上げ】
(10)googleを利用する例を紹介【e交流=google+・一斉配信=googleグループ・カレンダー=googleカレンダー】

参加者は口をそろえて「googleは難しい」と言う声が広がった。続いて質問では会員再登録作業へ集中した。質問はSNSクラウドサービスを使用するプランAはgoogleを例に,最初の手続きがログインから始まるので会員一人づつのユーザー名とパスワードや名前,住所などを新規作成しなければならない困難な作業だと話した。岡山市の答えは「その手間を省くには,ユーザー名とパスワードを一個登録して一般向けに共有する方法」を提案した。

その他の質問は,新しいシステムのCMSへ移る説明が無い,独自システム立上げのプランBが説明不足をたずねた,答えは,開発業者が決まっていないのでホームページ見本が無いためという。さらに意見は続き,操作性と求める機能について今回の資料と説明では良し悪しの判断ができない。使用状況が少ないという現状認識があれば機能廃止でよいのでは,カレンダー予約はアイテム別の仕分けが必要と熱心な意見もされた。質問のまとめとして「問題は何なのかを整理するのが大切ではないか」と話された会員には是認の雰囲気に包まれた。

意見交換の話し合いへ移り8班がそれぞれ発表した。
(A)説明がさっぱりわからない,岡山市と市民の思いが大きくずれている。
(B)説明がわからない,会員再登録作業が困難。
(C)会員再登録が難しい,ホームページ容量は大きい方がよい。
(D)経費がどれくらいか公開を求まる。
(E)電子町内会の趣旨を理解し深めることが大切。
(F)内向けサイトは使っていない,自分の名前が世界中に広がることはいらない。予算の公開を求める。
(G)内向けサイトは使っていない。googleはついていけない。プランBでカレンダー,コミュニティハウス予約,一斉メールで十分。
(H)プランAに時間を費やし過ぎ,プランBは使いやすさを考えて欲しい,岡山市の関係者は後退思考している。

駆け足で進行された本会は午後3時過ぎに閉会した。参加者の中には参加していない町内会も含まれている。電子町内会を始めたいと意欲を見せる町内会も参加してる。参加者は楽しみながら前向きに進みたいと思っている。だから運営や管理を簡素化できて現在行っている方法を改善するのが好ましいと感じてる。

今回の参加者の意見を集約すると,町内会の緊急連絡は「声かけ」,通知は「回覧板」,参加者は「高齢化」,内向けサイトは「利用しない」,カレンダーは「必要」,会員再登録は「困難」,googleは「わからない」,外向けホームページは「みんなで楽しむに尽きる」模様です。一斉配信は話題にならなかった。新システムに期待することは,簡素でわかりやすい画面,スマホやタブレットで気軽にアクセス,機能やアイデアの追加と実現と不要な機能の廃止はバージョンアップで対応,岡山市電子町内会の趣旨を理解深める内容が好ましいと考えている。

※岡山市電子町内会の参加数は,連合町内会が37,単位町内会が43,会員数約7000名,エリアカバー率42%。
※岡山市電子町内会に関わる岡山市の行政部署は「岡山市市民協働局・市民協働企画総務課」です。「安全・安心ネットワーク推進室」から移った。
※追記2015/07/07 ICT推進専門委員会がリニューアル方針を決定した。「内向けサイトは外部サービスを利用する。新システムは外向けサイト即ち町内会のウェブサイトにCMS機能を付加,及びメール一斉配信機能を付加,e情報の岡山市からお知らせはウェブへ統合することになった。会員のメールデータは移行する。」「廃止はカレンダー,e御意見。」 さらに講習会は充実,セキュリティも強化へとなった。参加町内会に技術的支援も継続する。