① |
紫外線には、できるだけあたらない:最も大切です。対策法は、前回(2006年5月27日版)述べましたので、参照して下さい。 |
② |
皮膚を乾燥させない:角層に水分を補給しておくことが、「みずみずしい肌」につながります。いくら水分を飲んでも、角層には届きません。毎日、2~3回、保湿クリームを塗っておくのが、ベストです。入浴後も、15分以内には塗って下さい。冬場は、とくに空気も乾燥するので、しっかり塗っておくと、皮膚病の予防につながります。 |
③ |
皮膚を刺激しない、こすらない:お風呂では、ゴシゴシとこすりすぎないことです。ナイロンタオルは、使わないように。手のひらで洗うのが、肌には一番やさしいのです。石鹸の使用も、頭、顔、頚、腋下、股、足など、皮脂の多い部分や汚れやすい部分だけにして下さい。
また、痒いときに爪でかくと、皮膚を傷つけます。痒いときには、氷枕で冷やすと、痒みが楽になります。乾布摩擦も、皮膚を傷つけるだけで有害です。 |
④ |
けがをしない、皮膚炎にならない:けがをした部分に、皮膚がんができることがあります。 |
⑤ |
血流を改善する、血管を丈夫にする:マッサージやお風呂が、効果的です。 |
⑥ |
適度の汗をかく:運動して汗をかくことも、皮膚の保湿に役立ちます。 |
⑦ |
ストレス・睡眠不足に注意:ストレスや睡眠不足は、肌あれの原因になります。 |
⑧ |
栄養補給:
(1) |
動物性蛋白;表皮の角層、毛、爪はケラチン蛋白からなっています。不足すると、毛や爪ももろくなります。ケラチン蛋白には硫黄が含まれていますが、硫黄を含む蛋白は、動物性蛋白のみです。時には、肉も食べて下さい。 |
(2) |
ビタミンA; 皮膚の乾燥予防に大切です。 |
(3) |
ビタミンB2;美容のビタミンといわれており、皮膚の新陳代謝を活発にします。 |
(4) |
ビタミンC;美白のビタミンとして有名で、色素沈着をうすくします。また、真皮のコラーゲンをつくったり、血管の壁を丈夫にするのにも役立っています。 |
(5) |
ビタミンE;皮膚の血流を改善します。 |
(6) |
抗酸化物質;紫外線などによる活性酸素の害を減らすのに有効です。食生活のポイント2(2005年7月28日版)を参照して下さい。 |
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