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点字ブロック発祥の地

2023/05/24

カテゴリー: 操山町内会

原尾島は世界で初めて点字ブロックが敷設された場所です。

地元操山町内会の誇れる場所の一つです。

雨が降る日に点字ブロックで滑っちゃった。歩くのでさえ一生懸命な子供の頃。
大人になっても自転車で、最近足腰が弱ってしまったので特に、
などなど誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。

ですが、なぜこの目立つ黄色いぽこぽこの点字ブロックが生まれたのでしょう。

そこには熱い熱い想いがありました。

岡山県倉敷市出身の発明家、三宅精一氏(1926~1982年)。

時は昭和38年頃、彼がお仕事で岡山市を訪れた時のことでした。
白杖(はくじょう)をついた盲学校の生徒さんが原尾島の国道250号(旧2号線)を渡る
ぎりぎりのところを自動車が走り去ったそうです。
あわや、というこの危険行為をを間近に目撃したことから、
視覚障碍者に自分で危険個所と安全地帯とを判断できるように、
一人でも安全に道路を渡ってほしい、と考え発明したそうです。

そこから試行錯誤を重ね、私財をなげうち開発を重ね、
昭和42年に原尾島交差点に敷設されました。
当時の施工枚数は230枚。
その後は安全を守る為、まがい品を許さぬ為にとJIS規格も生まれました。
三宅精一さんの想いはどんどん正しく広がってゆきます。
岡山から大阪、京都、東京、そして全国へと。

晴眼(せいがん)。目が良く見えると普段はあまり意識していないものですが、
足元に気を付けながら点字ブロックを見てみるのもいいかもしれません。

発明から55年。今や世界75か国にも広がっている点字ブロック。
その始まりが操山町内だったとは感慨深いですね。

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