中学生がフィールドワークにやって来た

操南中学校の1年生(250名)が総合学習の一環として地域をもっと知ろうということで、恒例となっているフィールドワークを行いました。学区内の8カ所を生徒たちが希望する場所へグループ別に訪れ地域講師の説明を受けるものです。当初5月1日の予定でしたが、急な雷雨で残念ながら中止になってしまいましたが、生徒の要望に応え時間が短縮されましたが5月12日(火)に実施されました。操明学区には西コースとして明治天皇上陸記念碑へ、東コースは四番川へやってきました。

明治天皇コ-ス

60人14班が半数に分かれ、旭川土手から南下してくるパターンと逆に三番用水を南下してくるパターンで目的地は上陸記念碑を目指すという設定でした。明治18年明治天皇は山口、広島を巡幸後、岡山での第一歩をこの地へ印された。後世に伝えるため昭和5年地元有志が尽力しここに聖跡が建立されました。学区内屈指のパワースポットであり中学生達に知ってもらえたことはうれしいことです。ガイド役は萩原正彦が勤めました。

最初のグループがやってきました

先生が人員チェック 自転車はこちらに並べて

あちらに移動してください

これが記念碑です

高さ約8m堂々たる石碑ですね。どこからどうやって運んできたのかな?

碑文は漢文ですが知ってる人の名前もあるよ

読める文字もありますね

どうしてここに建ったのかな

土手の向こう側に岡山の海の玄関三蟠港があり天皇がここに上陸されたからです。

三番用水沿い操明小南に里の神仏があるよ

先生が到着した生徒を順にチェック

コレラ退散、無病息災を祈念した木野山様

願い事を叶えてくれ,子供を守る地蔵菩薩という仏様(お地蔵様)も祀られてます 

これは大地に宿り豊作の神とされるお地神様五角柱で五穀豊穣を願い村でよく見かけるね

気を付けて中学校まで帰るんだよ。

四番川・潮廻しコース      

このコースには35人がやってきました。百間川土手を一路南下、最下流の四番川を目指します。ポンプ場で説明しました。時間が限られていたため、ガイド役の柴田育さんがあらかじめ 四番川とそこに流れ込む潮回しについて下記の説明文を準備し全員に配布しました。江戸時代を通じて国内最大といわれる沖新田開発が無事完成したのはこの四番川の工夫があったからです。稀代の土木巧者であった津田永忠の才覚が今もこの遊水池に見ることが出来ます。            


 四番川は、川と呼ばれていますが遊水池です。操山から南の雨水と生活排水を遊ばせて旭東排水機場より児島湾に排水しています。
 旭東排水機場には、3台のポンプが設置されています。
内2台は、建屋地下に設置されているチューブラポンプで、モーター容量300KW、  排水管口径1800㎜、吐出量420㎥/min/台です。チューブラポンプは、排水管内にモーターとポンプがあります。
残り1台は地上建屋に設置されている立軸ポンプで、モーター容量150KW、排水管口径1200mm、吐出量200㎥/minです。
 昔は、干潮時水門を開けることにより児島湾に排水できていましたが、児島湾の海面上昇により不可となりました。それでは何故百間川(五番川とも呼ぶ)は、水門でも大丈夫なのかというと、百間川は四番川より川が高いからです。

 それでは、雨が降らない時水は何処から入ってきているのでしょうか?
それは、小橋の下(しも)新京橋から下へ60m位の所にある可動堰を起こして東岸の取水口より水路を経て岡山ガス北より祇園用水に入り倉安川を経て各用水に入っています。雨の時や水が不要な時期は可動堰を倒して取水口に流入しないようにしています。
 
 潮廻しとは、しみこんだ海水が用水へ流れ込むのを防ぐ役目をします。
各用水の出口には、分木(ぶんぎ)と呼ばれる水門があります。代表的な分木が、
ひょうたん川から四番川への出口、高分木(たかぶんぎ)です。
 同様に、これより西へ、大用水・小用水・三番用水・片岡用水・二番用水・祇園用水の分木があります。
この分木を閉めておいて海水が用水に流れ込むのを防ぎ、昔は水門、今は排水機で、しみこんだ海水を児島湾に排水。排水するまで分木を閉めて用水に流れ込まないように、海水を廻しているということです。 

先生と事前打合せ

最初の班が来ました

こちら(旭東排水機場)に入って下さい

班別にチェック

潮回しの説明

この橋の下から四番川に入っていくんだね

大きな遊水池だなあ

新田開発当初から残る歴史遺産ともいえます

帰路に竜王宮(竜神様)がありました

昔の人は雨乞いをしたのかな

ここに川市(カウェーチ)があるよ

水汲みや洗い物をしてたんだ 今では珍しい

             

百聞は一見に如かずで中学生に実際に見てもらえたことは有意義なことでした。若い感性で歴史を感じてもらえたこと、素朴な質問や熱心にメモを取っていた子らを見ていると少しはお役に立てたかなと思います。これを機会に地域に誇りと愛着を持ってもらえればうれしいことです。

(文責 萩原正彦)  (写真 萩原健一・瀬崎強一・松井勉) 

           

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