中学生がフィールドワークにやって来た

 学校を出て実際に地域を見て地域の良さや歴史・魅力を再発見してみようと学区フィールドワークが今年も行われました。過去2年は雨の中カッパを着て廻りましたが、3回目の今年は快晴で良かったです。1年生約280名の生徒が学区内を6コースに分かれて行いましたが、私達の操明学区へは下図のように東西の2コースに自転車でやって来ました。
 生徒達を見ていて印象に残ったのは教室での授業から解放されて、皆が笑顔で本当に楽しそうにしていたこと、ついこの間まで違う小学校へ通っていた子たちが一か月余りで仲の良いクラスメートや友達となっていてさすがに中学生になると成長が早いなと思ったこと、質問も用意してきたとはいえ、こちらがなるほどと思うような観点で聞いてくる生徒もいました。きちんと礼を言って次の目的地へ出発していく生徒たちの後ろ姿を見送りながら、操南中の後輩たちが少し頼もしく思えました。
                      

 このコースでは昨年までに加え岡南大橋上の津田永忠像が入りました。学校からは一番遠い距離(一周約8km)ですが、旭川堤防から児島湾の海岸沿いを進むと津田永忠が新田開発を完成させた壮大な潮留堤防が実感できる上に学区最大のパワースポット明治天皇上陸記念碑があることなどから、68名という多勢の生徒がきてくれたので説明のし甲斐がありました。
(担当 萩原) 
                                      

 このコースは例年どうりですが、同じく干拓当時の潮止堤防を通り百間川堤防越しに芥子山や操山に児島半島を見渡せる絶景のロケーションが楽しめ、広大な沖新田が最も実感できるコースだと思います。堤防、四番川、潮廻しの工事に土木巧者の永忠の知恵と工夫が感じられます。63名の生徒が訪れ熱心な質問が続いたとガイド役の瀬崎さんが感心していました。


津田永忠像・明治天皇上陸記念碑の西コースの様子              
                  

                               

四番川遊水池・潮廻しの東コースの様子                      
                  

写真  細野英子・松井勉
文   萩原正彦
統括  瀬崎強一

                    

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