操明懐かしの写真館(第31回)

中用水 子ども会(1)

平成4年(1992)9月30日岡南大橋が開通しました。30年前のことです。この年4月に中用水子ども会が誕生しました。6年生のお母さん達に呼びかけ同じ町内の子どもたちが、学年を超えて仲良くなれるよう出来る事からやってみようということになりました。資金集めのために年6回の廃品回収を始めました。我が家の庭先に空き缶や古布、古新聞を親子で持ち寄っていましたが町内の方達も協力して下さり市の補助金と合わせ結構な金額になりました。
行事も色々計画しましたが最大の行事は夏祭りでした。場所探しから内容、必要なものをどうやって揃えるか最初は大変苦労しましたが、幸いなことに町内には鉄工所や木工所があり、いろんな用具や器具にゲーム用品などを製作して頂いたことや、電気配線、テーブルや提灯、たくさんの打ち上げ花火などを提供して下さる方達があり、町内会の皆さんの協力には本当に感謝です。内容で思い出深いのは肝試しです。町内の灯りの少ない夜道を4~5人のグループで歩き、途中でお化けがでたり、暗い空き家の奥に白装束のお坊さんが灯明に向かいお経(テープ)を唱えてる場所などでは泣いて前に進めない子もいました。釣り堀では釣ったウナギをさばいてかば焼きにしたこともありました。
お父さんたちにも暑い中大変お世話になりました。子どもたちは大きくなってからも夏祭りは懐かしいようです。
夏休みの前半に夏祭、後半にはカレー作りをした後暗くなって皆で持ち寄った花火をしたり、星空観察では夏の大三角をさがしたり、天体望遠鏡で月や土星を見たりしました。
その他、もちつき大会ではつきたてのもちをもんだりぜんざいにして食べた後、全員が1パックおみやげに貰いました。一人暮らしのお年寄りにもお配りしており、これらは今も町内会行事として引き継がれています。
子ども会の活動を通じて,子ども達だけでなく親たちの交流も進み、助け合い情報交換によってその後の人間関係構築に大いに役立ち町内会の活性化の一因にもなったように思います。
                            

                

写真と文  萩原正彦

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