中学生がフィールドワークにやって来た

                           

操南中学校の一年生が総合学習として、まず自分たちの住んでいる地域をもっと知ろうということで招かれて先日学区の成り立ちを話して来ましたが、次に実際に現地に出てみようとフィールドワーク(現地調査)が行われました。
学区を6コース(北2・中2・南2)に分けて、我々は南コースの操明学区の東と西の2コースを担当しました。
昨年はそれぞれに50名づつでしたが今年は60名づつと大人数でやって来ました。
こちらのコースは距離も長く(約4k)干拓地の痕跡や神仏、歴史遺産も多く地域の様子を目で見て実感してもらえたらいいなと思いました。
昨年の経験からコースのルートや見どころをマップにして生徒に参考にしてもらえばいいねと考え、瀬崎さんが作成し事前に学校に提供しておきました。
残念なことに今年も雨模様で天候を気にしながらの行程となり、メモを取ったり資料をみたりが出来にくかったようです。それでも生徒達はそれなりに我々の説明を聞いてうなずいたり感想を言ってくれました。


操明西コース(担当萩原)

                 

同東コース(担当瀬崎)

              

西コースは旭川土手を南下してやって来ました

江並道通宮前を通って行く

学区最大のパワースポット明治天皇上陸記念碑の大きさを実感 

                     

記念碑には随行して来た伊藤博文らの名があるね。

ここに山長旅館があって天皇一行が休息した所で明治天皇がスイカを6個召し上がって美味なりと喜ばれた。

かって岡山の海の玄関として繁栄した三蟠港があった場所だよ。

水の神様竜王宮と恵比寿宮があるよ

三番用水沿いにも地神様が祀られているよ。

隣にお地蔵様とコレラ退治を願った木野山様も祀られていると土地の人が教えてくれた。

東コースでは百間川堤防を南下してきたグループと

大用水から四番川(遊水池)西を南下してきたグループがある。

児島湾堤防に上がって来た。

こちらに集まって下さいよ。

歩道側に自転車を止めて集合 大勢になったなあ。ここで学区全域の用排水を集めて児島湾へ排水する為の遊水池である四番川の役目を説明。干拓工事を指揮した津田永忠の知恵がここにも残る。

           

これは潮廻しと言って堤防内に沁みこんでくる海水を上流からくる用排水と一緒に四番川に流し込む用水で、この仕組みを考えたから大干拓が可能になったんだよ。

津田永忠の天才的土木技術の痕跡は今も随所に残っていることが分かったね。帰り道にも発見があるよ。気を付けて帰ってよ。

写真  細野英子・松井勉
文   萩原正彦
総括  瀬崎強一

             

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