操明懐かしの写真館(第15回)
戦後婦人会の歩み(その2)
終戦からの復興を目指す社会で婦人会の活動は多岐にわたったが、高齢者を招待しての敬老会はその中でもとりわけ大きな事業であった。
テレビもこれといった娯楽もない時代、農作業に明け暮れてきたお年寄りにとって、歌や踊りに芝居などの演芸を楽しみ、用意された手作りの食事に舌鼓を打ち、友人と旧交を温め合う事が出来る敬老会は、年に一度の嬉しく待ち遠しい行事であった。
私の祖母も何日も前から着ていく着物を用意し、当日は朝早く家人に見送られ、座布団を抱え、会場の操南小まで2㎞の道を元気に歩いて行っていた。帰ってくると嬉しそうに出来事を話していた姿が懐かしく思いだされる。
当日はもちろん、何ヵ月も前から参加者の把握や案内、演芸の練習 や、つつがない準備に努められた役員の皆さんには感謝を申しあげます。
今回は在りし日の敬老会の様子と研修旅行の写真を見てみます。
昭和28年敬老会の後で江崎地区の人達 場所は市三蟠支所(現JA操南支所)西側、左後方に操山
同じく支所前庭から東方を望む 左後方に芥子山
すぐ後ろに現在産業道路が南北に走る
同じく三蟠支所前広場で敬老会の練習後の写真
同踊りの練習する先に発電所が、遠くには金甲山が見える。
昭和29年三蟠敬老会(操南小講堂)
同じく出演後に講堂前で
昭和30年 出演後に操南小学校の中庭で
昭和30年頃 沖田婦人会の皆さん沖田神社境内で
平成5年に岡山ふれあいセンターが出来るまでは三蟠敬老会の会場は主に操南小体育館で行われていた
参加者代表の謝辞 受ける3人の右端は斎藤恵子六代目会長
参加者の皆さん
昭和60年 沖田敬老会が金山休暇村で
昭和61年 三蟠敬老会が金山休暇村で
昭和39年 沖田婦人会が宮島に研修旅行
昭和45年 三蟠婦人会が香川県金比羅宮へ研修旅行
※ 一部写真は「三蟠婦人50年のあゆみ」から
(文責 萩原正彦)