操明この人 第11回「藤谷義信」教育者(江並)
大学教授から寺小屋先生に
藤谷義信(ふじたによしのぶ)さんは昭和17年山口県岩国市生まれ
広島大学工学部建築学科、同大学院建築学専攻修了
同大学工学部助手
昭和51年東京大学生産技術研究所講師
昭和54年工学博士(東京大学)
昭和63年英国ウェストミンスター大学で文部省在外研究
平成元年広島大学工学部建築学科教授
平成16年広島国際大学工学部建築学科教授、同学科長
平成26年同上退職
広島県建築士審査会 会長
日本建築学会中国支部 支部長
日本計算工学会研究委員会 委員長
建築技術教育普及センター中国四国支部長など務める。
建築学を専攻し大手ゼネコンや官公庁、又大学教授にと活躍している教え子たちが多い中、変わったところでは広島大学教授時代のゼミ生に現在お笑い芸人として活躍している、アンガールズ田中の田中卓志がいる。
長男の藤谷恭信さん(元スポチャン世界チャンピオンで「操明この人第6回」で紹介)が浄土真宗江並山真宗寺の住職となったのを機に、山口から江並のお寺の隣家に移住し、藤谷寺小屋塾・塾長として地域の小中学生に算数(数学)を教えている。現在コロナ禍でお休み中ですが再開が待たれます。
広島大学名誉教授、工学博士、構造設計一級建築士の肩書から硬いイメージがあるが、お会いして話をすると柔和で親しみやすく飾り気のない人柄からは、子ども達に算数の楽しさを分かり易く教えておられることが推察されます。
弓道初段、将棋5段で広島、東大時代にはサッカーの選手もするなど趣味も豊富。 実兄の藤谷光信氏は元参議院議員。
岡山を終の住処とし、隣に住む3人のお孫さんたちの成長を楽しみに、大学教授として多くの建築技術者を育て、寺小屋先生として勉強好きな子たちを応援する、生涯教育者としての人生をこれからも末永く歩んで下さい。
師弟がツーショット写真 取材先の東広島市の広島大学構内で
平成26年8月10日「さんまのスーパーからくりTV」芸能人の里帰りSP広島というコーナーに一緒に出演
自宅居間に掛けられているサイン入り色紙
算数が出来るようになると学校が楽しい 宿題を中心にわからない教科も教えている
普段は一人週2回で10人位教えている まさに寺小屋 雰囲気も明るい
ギターを教えてもらう子もいる 指を使うと頭にも良いし気分転換にもなる、何より寺小屋は楽しい。
( 文責 萩原正彦 )
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