花火と火花
投稿日:2023年12月24日
今の日本の政局は「裏金]という「花火」が揚がり、与野党は「火花」を散らし、そして首相はその「火中」にいて「火消し」に、「火だるま」になる前に「鎮火」しないと「火事場泥棒」が…‼️
花火と火花、同じ漢字が入れ替わる、そんな熟語を探してみた
情熱ー熱情 乳牛ー牛乳
礼儀ー儀礼 運命ー命運
機転ー転機 家出ー出家
情事ー事情 訳ありな話ですが?
火花で思い出します!
父は小さな鍛冶屋でアセチレン溶接をしていて、幼児の私は父のサングラスをかけしゃがんで、出る火花を飽きずに眺め、「花火だ、花火だ!」と騒いでいたそうです
両方の鉄が溶けだすと、その間に間着棒(正式な名前は失念)を入れて溶かし、双方の鉄を繋いで
しまう神業(当時はそう思っていました)、我が父は凄い人だと感じ入っていました‼️
“阿吽(あうん)の呼吸”が大事だと中学の時、話してくれました
高校時代には”啐啄(そったく)同時”という禅の言葉の教わりました
間もなく産まれる雛が卵の殻を内側からつつくと、親鳥がその場所をつつき、雛が卵から出やすくすることで、絶妙のタイミングって意味であることを!
左の鉄と右の鉄の溶け具合が同じな絶妙のタイミングの時、間着棒を溶かすのが神業、啐啄同時なんだと‼️
そして三点を繋いだ溶接のケロイド痕をアセチレンバーナーの炎で平らに、何もなかった、初めから繋がっていた様に仕上げるのが溶接の極意だとも!
現役時代に部下指導で悩ん時に役立った
部下自身が決めている目標と上役の指導目標が違えば、お互いにケロイド痕が残る
部下との対話を通して部下の目標を把握、その完遂に協力することから始めるとうまくいくことを「親父の溶接道」「間着棒」から教わったような感じがした!
「火花」が繋いでやらないと「花火」もみんなを感動させられないのだ‼️
「晴天」ー「天晴れ(あっぱれ)」
記 北公民館ジェントルマン喫茶常連客 福森芳郎
カテゴリー:おん野の滴