旭川増水
平成23年9月3日 土曜日
台風12号岡山県直撃
大型の台風12号が3日午後6時ごろ岡山県に上陸,倉敷市をゆっくり北上しました。この台風は室戸岬南方までゆっくり北上,安芸市へ上陸,香南市から四国を横断,観音寺へ,善通寺,高松,瀬戸内海,倉敷というコースを時間をかけて進みました。そのため南風が吹き込む地域(四国東部・紀伊方面)では大量の降雨となり,岡山市でも187ミリ(3日)という観測史上最大を記録しました。県北でも降雨は続き,河川のダムはすべて放流を行い,旭川ダムは午後8時に放流量が1984トン,その後2000トンとなりました。相生橋観測所の水位が午後8時には4m34cmに達し,氾濫注意水位の4m30cmを越え,避難判断水位の4m70cmへ36cmまで迫りました。
さらに水位が上がることになるため,東西中島町では,消防局の支援により全住民150名程度が東山中学校体育館へ避難となりました。町内では深夜に土嚢の設置,徹夜で監視,4日朝には土嚢の撤去作業が行われました。
岡山市は31万人,12万8千世帯に避難勧告が出されました。南区の足守川は一部氾濫,土砂崩れや浸水被害が相次ぎ,自動車道などの通行止めが行われています。
旭川の水位は4日午後8時には1m82cmとなりました。
(SONY R-1)