米倉博物館


展示NO-G04 「うなぎかき」 「ばかん籠」

 青江うなぎは有名である、今は学園都市芳泉地区の沖の当たりは、青江うなぎが多く捕れたと記録されている、30年代まで笹ケ瀬川でも頭の青いうなぎが捕れていた、このうなぎの味は抜群であった。
 うなぎ漁には、種々あったが「うなぎかき」「はえなわ」「なげばり」が主流であった。
 「うなぎかき」は、船縁に柄の部分を当てて川底を引掻き土に潜るウナギを引っ掛ける。
 「はえなわ」は、どぢょうを餌に夕方川に流し、翌朝引き上げる。
 「なげばり」は、子供のうなぎ漁で4メートル位の糸の先に針を付け、どじょうを餌に10メートル位の間隔で川田から投げ込む、翌朝これを引き上げる、わくわくする瞬間であった。
 学校に出かける前の楽しみで、獲物の確立は1割(10本に1匹)くらい釣れていた。

 「ばかんかご」は、自転車の荷台にロープで括り付け、荷物の持ち運びには欠かせなかった。