米倉博物館


展示NO-M15 「平なべ」

 蓋を取ると「味噌汁」があり、「大根の煮付け」があった、お正月には「お雑煮」の丸餅が白い湯気を上げていた。
 各家庭では、ご飯を炊く「はがま」、おかずを煮る「平なべ」、お茶を沸かす「茶かま」、そして、だんごを焼き豆を炒ったりする「こおら」を使っていた。
 「こおら」は粘土を厚手に焼いて作ったフライパンのような物で、火の通りもよく、「こおら」の上でそら豆がパチパチと跳ねていた。