展示NO-M13 「おひな」
ひなまつりは今から約三千年前の平安時代、上己の節句と言って三月初めの己の日に天地に祈りをささげ、紙や植物で作った人形・形代にお酒や供物を添えて川や海に流し、自分に代わって病気や災難を身替わりになってもらうためのお祓い行事でした。同じ頃、源氏物語や枕草子に出てくる「ひいな遊び」とひとつになって今の様なひなまつりになったようです。
昭和20年代後半ころまで 「おひなあらし」、という行事が行われていました、大人も子供も初雛の家に出向き、雛飾りを見せてもらい、お茶やお菓子がふるまわれ、春の楽しみの行事でした。