米倉博物館


展示NO-N42 「かます」

 語源は不承であるが、辞書によると「叺(かます)とは穀物・石炭などを入れるわらむしろの袋」となっている。
 「かます」は農閑期に藁で「むしろ」を編み、それを藁縄で綴って「かます」に仕上げた。
 じゃがいも、さつまいも、籾、豆など色々の物が入った、湿気を吸収し通気性が良く物の保存には適していた。

 笹ケ瀬川洪水の時、「かます」に土を詰め「土嚢」として堤防に築き、一帯の浸水を免れた記憶は強い。