米倉博物館


展示NO-N21 「ふたつめ」 「ばい土鍬」 「木鍬」 「田の草取機」 「かめ」 「へらまたたき」 「あんきょ鍬」 「かぶ切り鍬」
 
写真左から
 「ふたつめ」は、牛舎の鶏糞の処理に使用した。
 「ばい土鍬」は、鍬先の上部に金網が施してあり、春先に土を小さくして麦の土寄せに使用した。
 「木鍬」は、鍬の一種であるが軽くて作業が楽なことから、畑の耕作に使われた。
 「田の草取機」は、名の通り、夏場に稲田の草取機で、一丁押しと二丁押しがあり、草を取ると共に土を返して日光の吸収を良くし稲の生育を図った。
 夏の盛り、背中に日遅いをし、麦藁帽子をかぶって青々とした稲田の中を草取機を押す風景は夏の絵になった。
 「かめ」は、苗しろの床作り等で使用され、手作業での「しろかき」の役目をした。。
 「へらまたたき」は、これも名の通り、麦畑のへらま(つちのかたまり)を砕くのに使用した。
 「あんきょ鍬」は、田の排水を良くするため「あんきょ」を掘った(地下60センチ位に土管を埋める)展示NO−N22の「すき」で切込み、そして「あんきょ鍬」で掬い取り直径20センチ位の土管を埋めて行った。
 「かぶ切り鍬」は、稲かぶに一つ一つ鍬を入れ、「稲かぶ」のへらまを作らないようにした、それにしても大変な作業であった。