米倉博物館


展示NO-N08 「かいばきり」

 藁を「かいばきり」で5センチ位に小さく切り牛の飼料として与えた、また、牛舎の床敷きにも切り藁が使用され、時に敷藁を変えて肥料として使われていた。。
 また、牛の飼料としては、米のとぎ汁に野菜くずを入れ、それを大鍋で煮立てて、朝夕与えていた。
 菜園にも「堆肥」として切り藁が多く使用され、当時藁は貴重な物であった。
 そのため、新鮮な藁の保存の知恵として、田園のあちこちに「わらぐろ」が点在し冬の風物詩でもあった。