米倉博物館


展示NO-N09 「苗かご」  「てんびんぼう」

 5月中頃から苗床を作り、早苗を育てた、田植(本田に移植)を前に総出で早苗を一本一本抜き取り、その年の正月に年神様に供えしたお飾りの藁で早苗を束ね、「苗かご」に乗せて梅雨の中を「てんびんぼう」で担ぎ、本田に運び植手の適当な位置に早苗を配った。
 「苗かご」の構造は簡単で軽く強度もあり、そして水切りも良く農家の知恵を感じる一品である。