平成26年度 第2回竜之口サイエンスラボ
 低学年
 どうして水にうくの?しずむの?
 平成26年7月28日 竜之口小学校
 指導 和田

 【実験内容】
 1)【デモ】 いろいろのものの中から、水に浮くもの、沈むものを探す。
   Q1: 軽いものは水に浮かび、重いものはなぜ沈む?
   Q2: 水をいっぱい入れたプラスチックの容器は、水に浮かぶか、沈むか。
   、大きさと重さの関係、比重に気付かせる。
   
 教室の始まり  軽い木の玉、ゴム粘土、
水の入ったプラスチック容器
2)【各自作業】  ゴム粘土を水に浮かべる方法を探す。
   Q3: 比重が1より大きものでも、水に浮かせることができる?
   ゴム粘土を与え、それを加工して、水に浮かべる方法を探させる。
   ヒント:陶器のお椀を水にうかせたり、沈めて見せる。
   実験後の油粘土は、用意したビニール袋に回収し、手を洗わせる。
   
 ゴム粘土をどうして浮かべるか  水の入ったプラスチック容器
沈むか、浮くか
 3)【デモ】 コップの底に沈んだ卵を浮かせるには?
   食塩を加えて行くと、たまごは浮かび上がる。→同じ容積の溶液でも重くなっている。
   Q4: プールで泳ぐより、海で泳ぐほうが楽?
   
 水中に沈む卵  塩水にすると卵は浮かぶ

 4)【各自作業】 「浮力」を体感する。
 空のペットボトルを水槽の水に沈めるのには「力」が要る。これが「浮力」だと体感する。
 5)【各自作業】 「浮沈子}を作る。
   各自持参のペットボトルと「たれびん」(W1/4ナット付)を使って、「浮沈子」を作る。 
   (「たれびん」の尾が水面に出るように調節する。
   
浮沈子を作り、外から圧力を加えて、沈めたり浮かせたりする 


高学年
 重い鉄の船が、水に浮かぶのはなぜ
 【実験内容】    
 1)  【デモ】   低学年と同じ
 2)  【各自作業】   低学年と同じ
 3)  【班別実験】  「アルキメデスの原理}を再発見させる。「浮力」を体感させる。
   空のペットボトルを水槽の水に沈めるのには「力」が要る。この力が「浮力」。
   「浮力}を測る。
  水を一杯入れたペットボトルの重さをバネばかりで測る。
  空気中で測るとW1,そのまま水中に入れて図るとW2.その差(W1−W2)が浮力である。
  アルキメデスの原理: 固体の一部または全部を流体中に浸すと、それが排除した流体の重さに等しいだけの浮力を受ける。 
   
水を入れたプラスチック容器は空気中では、
重さを表示していたが、容器を水に沈めると、
バネばかりはほぼゼロの表示になった 
 4)【デモ】  上記3)と同じ  水に沈んだ卵を浮かせるには。→ 比重の理解
 低 学 年 写 真 参 照
 5)【デモ】  船の安定性について、模型で実験。
     同じ重さの荷物を積んでも、荷物の積み方で、安定性が変わる。(船の重心が高くなったり、横に移動すると船は不安定になる。)

 
 
 左の写真のように発泡スチロールの船にナットの重りを平等に乗せると船は沈まないが、右の写真のようにナットの重りを縦に積むと、左と同じ6個になると船は転覆する。
 6)【各自作業】 「浮沈子」を作る。  上記 5)と同じ作業をする。
  Q5: ペットボトルの蓋を閉めて、押して液体にいろんな圧力をかけると、「浮沈子」はなぜ浮いだり、沈んだりするのか。
     ペットボトルを押して液体に圧力をかけるとすと、「浮沈子」の中の空気の量が減る。排除する水の体積が減り、浮力は減少する。ゆえに圧力をかけると沈む。
 低 学 年 写 真 参 照